2018年3月9日 16:00
うまくいかない会話に出口が見えた!「言葉のナイフ」とまで言われた私を変えた「行動指針」
好きなことに集中できた幸せな高校生時代
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女の子の発達障害は、男の子に比べて特性が目立ちにくく、気づかれづらいと言われています。大人になってからADHDと診断された私も、幼少期や学生時代に発達障害と疑う人はいませんでした。
私の幼少期は、ただひたすら「お喋りが止まらない」という特性ばかりが強く出ていました。その他の特性がそれほど強く出ていなかったために、おしゃべりが止まらない点については「自分勝手」と評され続け、自分の自己肯定感は低くなるばかりでした。
それでも、中学生、高校生のころは、私にとって平和な日々と言えるものでした。それは先生に恵まれたのも大きな要因だったと思います。
嫌いな科目(数学)は、授業を聞こうとしても聞こうとしても、別のことを考えてしまうようになり、常に赤点でした。それでも、中学高校は好きな科目を極めることを許される環境だったことが幸いします。
「好きな科目で一番を取れていたら、別の科目もそれに準じて成績が上がってくるものだから」と、認めてくださる先生がいたのが、今思えば本当にラッキーでした。
おかげで、得意を伸ばすことができ、好きな科目(英語や国語)は大学生レベルの本でも時間を忘れて読んでしまうようなことができたのです。
周囲からはちょっとおっちょこちょいで、授業中もうるさい子だと思われていたようですが、好きなことに集中することを許され、周囲にもそれを尊重されるという、とても幸せな毎日だったと思います。
しかし、穏やかで楽しい日常は、大学に進学すると同時に消え去ったのです。
「変人」というレッテルに苦しむ
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大学に進学した私を待っていたのは、「行動の指針」も「スケジュール」も全く自由になってしまった世界でした。
高校生までは、登校時間・下校時間から学校の時間割まで、全て決められていました。ところが大学には全くそれがないのです。
さらに、高校生の頃は、「同じクラス」「席順」という一定の決まりごとのなかで気が合う友達を見つけることができました。
ところが、大学ではどこで友達を作ればいいのか、どこに気の合う友達がいるのか、授業はどうやって組み立てたら良いのか、終わったらどこに行けば良いのか皆目見当がつかないのです。