子育て情報『療育手帳を持っているだけでは「障害基礎年金」は受給できない?わが家が直面した、ある問題とは…!』

2018年5月26日 11:00

療育手帳を持っているだけでは「障害基礎年金」は受給できない?わが家が直面した、ある問題とは…!

『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』著者の立石美津子です。


障害基礎年金は自動的に受給はできない!申請のために必要なものとは…

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Upload By 立石美津子

障害のある人は障害基礎年金を20歳から受け取ることができるのは、知っていますか?

息子は現在17歳。年金受給できる年齢まであと2年ちょっとです。私は「療育手帳を持っていれば、障害基礎年金は自動的に受け取れるもの」と勘違いしていました。

学校の個人面談で担任から、「立石さん、主治医はいますか?いないのであれば、20歳になったら障害基礎年金を受給できるように、申請に必要な診断書を書いてくれる医師を、今から探しておいてください」と言われました。

私は、障害基礎年金の受給の申請のためには療育手帳だけ持っていてもダメで、主治医の診断書が必要なのだとこのとき初めて知りました。


http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150514.html
参考:日本年金機構


小児科・児童精神科には年齢制限がある

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10518000250

私の家の近所に小児専門の国立病院があります。もちろん、発達障害児のための専門外来もあります。でも高校生以上の初診は受けつけていないそうです。

発達障害のある子どものかかりつけは、小児科や児童精神科が多いと思います。ですが小児科や児童精神科は、原則として中学生までしか受診ができません。以前は成人期になっても小児科・児童精神科にかかる場合もあったようですが、発達障害の診療ニーズが高まる中、継続しての支援が難しくなってきたという背景もあるようです。

また、幼児期は療育に通ったり病院を受診していたりしたけれど、小・中学校時代にはトラブルなく過ごせ、思春期以降も問題行動などの二次障害もなく落ち着いている場合、投薬もなく、主治医を持たないケースもあるでしょう。友人にも「子どもが小さい頃は病院に行っていたけれど、今は定期通院していない」という人が多くいます。
そうすると、「障害はあるのに問題行動が落ち着いて病院を離れていた結果、主治医がおらず、年金申請に必要な書類を書いてもらえない」という状態になり、慌てることになってしまうのです。

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