ADHD息子とのおでかけが、劇的にラクになったワケは!?親子でハッピーになる、わが家の作戦
ADHD息子とのおでかけは、歩かない、グチ多い、かんしゃくの三重苦
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息子がまだ小さいころのこと。ADHDと軽い広汎性発達障害がある息子とのおでかけは、毎回大変でした。
親の用事で外出するときは、死んだ目をしてヤル気ゼロ!
「疲れた、お腹空いた、のど渇いた、トイレ行きたい、あの店見たい」など、事あるごとに休みたいとか、気になる店に入りたいと要求してくる息子をなだめながら、「正直こっちが疲れるーーー!!」とぐったりしていました。
手を引きながら歩いても、”力入りませんアピール全開”で、背中を丸めてヨロヨロ歩きます。
そのうち「つまらないー、おもちゃ屋さん行きたいー」とぐずりはじめ、しまいにはかんしゃくを起こします。たいした用事ではないはずなのに、目的地までどえらい時間がかかります。歩かせるよりも抱っこしてしまった方が早いなんてこともありました。
甘やかしてしまうようでイヤだったけれど、息子のように育てにくい子の場合は、幼稚園児くらいの年齢になっても抱っこするのは仕方のないこと…と、息子が成人した今は思いますが、当時はかなり悩んでいました。
レストランでの食事を味わうなんて、夢のまた夢
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レストランに入っても、落ち着きがなく、食べ終わらないうちからレジ横のおもちゃコーナーが気になってソワソワ。「おもちゃ見たい!」の連呼です。
今のようにスマホが無い時代でしたし、レストランにまでゲーム機を持っていくのは夫が厳しく禁止していたので、息子は手持無沙汰に。自分の要求が通るまで「おもちゃ見てきていい?」を繰り返します。
それに、同じ場所に10分以上座っていると飽きてしまうので、体を動かしていなければ息子はイライラするのです。息子の我慢の限界がくるのではと気になり、せっかくの外食なのにゆっくり味わうことができません。
根負けして「少しだけなら見てきていいよ」と言うと、ダッシュでおもちゃのところに飛んでいきます。心配して息子の様子を見ると案の定…少し見るどころか、自分のものみたいな顔をして、売り物のおもちゃでガンガン遊んじゃってます(汗)
あわてて残りの食事をかき込み、急いで店外へ。レストランに行っても、いつも落ち着かない食事ばかりです。ゆっくり食事を楽しんでいる他のファミリーを見ては、うらやましいな…と感じていました。
ミニカー作戦で、30分間の食事時間を確保!
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少しでもいいからゆっくり味わいたい!そこで、でかけるときは息子の大好きなミニカーのおもちゃを持っていくことにしました。
食事のときはミニカーを1つ渡して遊ばせて、飽きてソワソワしてきたら隠しておいたミニカーを渡します。その代わり、今まで遊んでいたミニカーはカバンの中に隠します。
家から持ってきたおもちゃですがレストランで遊ぶと新鮮な感じがするのでしょう、しばらくは自分の世界に入って大人しく遊んでくれます。
飽きたらまた次のおもちゃと代わるがわる渡していく作戦を実行したら、30分間は落ち着いて食事ができたのです!
「こんな日が来るなんて!!」と、とても嬉しかったことを覚えています。
おでかけ前の「ご褒美」見える化で、ワクワクできる!
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もう少しハードルの高いおでかけのときは、「ご褒美作戦」を実行しました!
親の用事でつき合わせなくてはいけないおでかけでは、息子のテンションが下がらないように「しっかり歩いてくれたら用事が終わった後におもちゃ屋に寄ってもいいよ!ミニカー1つ買ってあげるよ」などとご褒美を用意することにしたのです。
子どもにだっていろんな思いがあります。別に行きたくもないところに連れていかれるのです。「ミニカー買ってもらえるなら行こうかな」と、出発前に納得できれば、外出先でもくずれないはず。
帰り道に寄れそうなおもちゃ屋さんや、息子が興味を持ちそうなイベントを調べておいて、おでかけ前に伝えます。
息子にも目的を持たせることで、ウキウキした気持ちでおでかけできるようになりました。
親子のストレスの軽減とスムーズなおでかけのためには、多少の出費も仕方ないし、息子の気持ちに寄り添うことも大事だと考えたのです。
子どもの気持ちに寄り添えば、おでかけもラクになる
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ちなみに、「ご褒美作戦」のコツは、おもちゃを買ったらすぐに開けさせないこと。
息子とのおでかけは体力を使います。のども渇きます。ひと休みのためにカフェに入りたくなります。だから、カフェに入った時に、ようやく新しいおもちゃで遊んでもOK!とするのです。
とはいっても、カフェタイムはそんなに長くはもちませんが(涙)、それでもカフェで座れるだけで幸せです。
おもちゃを買い与えてばかりでよくないんじゃないかしら?と考える親御さんもいるとは思いますが、ミニカー1つ分の出費と割り切る、大人の用事につき合ってくれたご褒美だと考えればいいのです。「お母さんは約束をきちんと守ってくれる。僕も嫌がらないで歩こう!」と子どもとの信頼関係も生まれます。
ちなみにわが家では、小学4年生まではご褒美はミニカーで通用していました。小学校高学年にもなると、親のおでかけにはついてこなくなりますから、それはそれで寂しいものです。
今では、かわいい子どもとおでかけしている親子を見ると「あぁいいな~」とうらやましくて仕方がありません♡
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