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「イルカと一緒に泳ぎたい」発達障害がある娘が長年の夢を叶えた!小さいけれど、大きな一歩とは?

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「イルカと一緒に泳ぎたい」発達障害がある娘が長年の夢を叶えた!小さいけれど、大きな一歩とは?

Upload By 荒木まち子

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娘が唯一好きなスポーツとは

「イルカと一緒に泳ぎたい」発達障害がある娘が長年の夢を叶えた!小さいけれど、大きな一歩とは?

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体を動かすことが苦手な娘は、縄跳び、跳び箱、鉄棒、球技など、ほとんどの運動を“努力して”身につけてきました。

そんな彼女が自ら好んでする運動が1つだけあります。それは水泳です。

娘は4歳~10歳まで水泳教室に通っていました。

「水泳は自分のペースでできるから好き。泳ぐと気持ち良い。ストレス解消になる」と、娘は水泳教室を辞めた後も高校を卒業するまでは週1回ほどのペースで公共のプールへ泳ぎに行っていました。

就職後はなかなか時間が取れず…

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高校を卒業し、今年の春に就職した娘は現在、月曜から金曜の平日9時から17時までの仕事をしています。


体力的にも精神的にもまだ慣れておらず、週末は疲れて昼まで寝ていることもしばしば。会社帰りに泳ぎに行ったりする余裕も当然ありません。

諦めていなかった夢

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泳ぐことが好きな娘には、小さいころから”イルカと一緒に泳ぎたい”という夢がありました。その夢は、水泳がなかなかできなくなっても変わらず抱き続けていました。

就職して3カ月が経ったころ、ついに念願の「イルカと一緒に泳ぐプログラム」を体験する目途がたちました。過去に体調の関係などで参加を断念したこともあった娘は、日程が決まるとその日を指折り数えて待ちました。

イルカと一緒に泳ぐプログラム、スタート!

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プログラム当日、緊張した面持ちで水中に入った娘でしたが、イルカの放つ水しぶきを顔いっぱいに浴びると一気に緊張がほぐれた様子でした。

最初はおそるおそるイルカに触っていましたが、餌をあげたり撫でたりしているうちに徐々にリラックスしていきました。


娘は人と目を合わすことが苦手なのですが、不思議とイルカとは目を合わせていました。そしてイルカに頬ずりをされ、娘は自然と笑顔になっていきました。

イルカは娘の出す合図に従って泳いだり、声を出したりします。それを笑顔で見る娘。その様子を見ているこちらも自然と笑顔になりました。

意外と体力勝負


娘が参加したプログラムはイルカに触れるだけでなく、一緒に泳ぐというもので

■25m以上泳げること
■立ち泳ぎができること

が参加の条件でした。

この日ウエットスーツ初体験の娘はスーツの浮力でバランスを崩してしまい、立ち泳ぎの状態をキープするのに苦労していました。イルカの力は強く、泳ぐスピードも結構あります。


イメージしていたような「笑顔のライディング」とはいきませんでしたが、それでも速いスピードで水の上を滑るようにイルカに運んでもらう娘の姿はとても楽しそうでした。

イルカとのふれあい体験をした娘は…

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プログラム体験後、娘は

「バンドウイルカの肌はゴムっぽいんだけど、シロイルカの頭は柔らかくてグミとかゼリーみたいなの!」
「目がすごく優しいんだよ」
「声は口からじゃなくて頭の穴から出すの」
「すごく癒された」

と、いろいろと教えてくれました。

そして「動画や画像で見るのと実際にふれあうのとでは全然違う。生きてるって感じが伝わってくる。やっぱり外に出ていろいろな体験をするのって大事なんだと感じた。非日常感もあって嫌なことを忘れることができた。またいつか体験したい!」
と興奮気味に話してくれました。

生き物とふれあうことで得られる「癒し」の力


娘は、いつもは絵を描くことや、テレビを見ること、本を読んだり好きな音楽を聴いたり歌を歌ったりすることでストレス発散をしています。
でも今回の体験は格別だったようで、言葉がなくても優しい気持ちが通じ合う動物のパワーと癒しを感じ、娘は元気をチャージしたようでした。

これからも、好きなこと・夢中になれることを通して、いろんなことを感じたり、パワーチャージする方法を増やしていってもらえたらなと、思っています。

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