2018年8月29日 07:30
ルールは絶対!教えに忠実すぎる息子だから向き合いたい良い悪いの伝え方
私が息子に教えてきたこと
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発達障害の息子のソーシャルスキルの獲得にあたって、好ましい行動と好ましくない行動を分かりやすく伝えることは、とても大切です。さらに、好ましくない行動については、好ましい行動を代わりに提示してあげることが不可欠です。
例えば、「お友達を叩く」というのは「好ましくない行動」のひとつです。私は、なぜそれが好ましくない行動なのかを説明し、「叩きたくなったら、そのお友達から少し距離を取って、クールダウンの時間を設けようね」といったように「代わりの好ましい行動」を教えました。その結果、息子のソーシャルスキルの力は、かなり伸びたように思います。
けれども、息子の場合は「好ましくない行動」とインプットされた行動は絶対にやらない律儀さがあります。「好ましくない行動」については、本人の中で「ダメなものはダメ」となり、融通が利きません。ですから、何でもかんでも「好ましくない行動」としてインプットさせることは、息子にとってむしろマイナスになります。
「好ましい行動」や「好ましくない行動」を教える場合は、さじ加減の見極めが必要。
実はこの感想は、私のある失敗経験が基になっています。それは1年前。息子を近所の公園に連れていったときにさかのぼります。
お母さんの嘘つき!衝撃の言葉
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1年前、私はいつものように息子を近隣の公園に連れていきました。そのころ、息子がハマっていたのは砂場での砂遊び。造形や工作が好きな息子は、ちょっと水を加えてベトベトした砂をこねて、お城や恐竜などを時間をかけて作り上げます。こういうときの息子の集中力はなかなかのもの。
そして、出来上がりもなかなかのもの。息子は時間を忘れて砂場での「作品」作りにいそしんでいました。
ところが、ここで思ってもみない事件が起きるのです。1歳ぐらいの女の子でしょうか。まだ歩き方もヨタヨタしています。その子が、突然砂場に突進してきたと思ったら、息子の何時間もかけて作った作品を、スコップで掘り返し、あっという間に壊してしまったのです。その子のお母さんが後ろから走ってきましたが、間に合いませんでした。