子育て情報『発達が気になる子の「学齢期の悩みへのヒント」がいっぱいの一日に!子育てフェスタ2019開催』

2019年4月11日 14:00

発達が気になる子の「学齢期の悩みへのヒント」がいっぱいの一日に!子育てフェスタ2019開催


3部構成の講演会で語られた、学校選びと子どもの「好き!」の伸ばし方

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コンベンションホールで行われた講演会は3部構成。まずは第1部、井上雅彦先生の基調講演からスタート。井上先生は鳥取大学大学院 医学系研究科 臨床心理学講座教授、子どもから成人期までの心理臨床が専門。学童期の子育ての悩みに答え、鳥取大学の相談室では大学生のカウンセリングをしています。講演の内容は「学童期の⼦育ての悩みに応える⼦どもの将来に向けて今親ができること」。たくさんの事例も交えて話してくださいました。

親にできる大切なことは「子どもの好きなことをたくさん見つけて言葉にしてみること」。大好きなことを続ける中で自己肯定感・自己管理力が育ち、自己肯定感はやる気につながるという話題は、このあと2部、3部のパネルトークの中でもたびたびテーマとして上がりました。


「好きなことを見つけてあげて、というと、保護者からは、『好きなことでは食えない』といった否定的な意見が出たりします。でも、好きなことは将来の役に立ちます。気分を変えたいとき、趣味があることが、生きていくエネルギーになるんです。

カウンセリングをしていてしんどいと感じるのは、『好きなものはなくなりました、かつてはあったけど』とか『何もしたくありません』という言葉です」(井上先生)

たしかにお金を稼ぐことにはなかなか直結しないことだけれど、「好きなこと」があるおかげで、不登校だった中学生が高校へ行き始めたという例もありました。


在籍学級は、何度でも選び直しができる。ベストよりベターを選ぼう

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新1年生は、今まさに入学式シーズンですが、7月には、来年度の就学相談が始まります。通常学級なのか、特別支援学級なのか、特別支援学校なのか、どういう選択肢がわが子に合うのか、その選び方で迷う保護者も多いところです。

「まず情報集めですが、これは住んでいる地域によっても差があるし、情報を集めれば集めるほど、それぞれにメリット・デメリットがあると分かります。
そうすると、かえって追い詰められる気分になってしまうこともあるでしょう。でも、覚えておいてほしいのは『選び直しはできる』ということ。ベストよりもベターを選ぼう、と考えてほしいです。6年間は長いのですが、その間に変えることができるんです。

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