ビバンセとはどんな薬?ADHDのある子どもに処方される薬ビバンセの効果や副作用などを詳しく解説!
治療効果は明確な薬剤であるため、これまでの治療薬で効果が不十分であった場合の選択肢となります。
アメリカと日本では、本剤の位置づけはかなり異なっています。また、日本では厳格な流通規制も敷かれています。ビバンセはプロドラッグであり、依存リスクが軽減されていますが、だから問題がないというのも間違いですし、他方でアンフェタミンだからと治療選択肢から完全に排除してしまうのも行き過ぎです。正しく知ったうえで、適切な治療を選択することが求められます。
日本は海外に比べると、ADHD治療薬の選択肢は少ないものの、代表的な治療薬がそろったことから幅広い治療のニーズに応えることのできる環境は整いました。
治療薬の選択を巡って、主治医と十分な意見交換をして治療を決定していくことが大切です。その際には薬物療法以外の対処についても検討し、必要に応じて両者を併用していくことが重要です。
https://www.pmda.go.jp/drugs/2019/P20190315001/340018000_23100AMX00296_G100_1.pdf
塩野義製薬株式会社・ビバンセ20mg、ビバンセ30mg・臨床に関する概括評価
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210116_00007.html?fbclid=IwAR3M-hS9hygaeJIyPAKpOzuSN6iJ20Z9rUbIrGo3OCjL4g3ynDGVAXO1J1U
2018年12月3日薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会議事録 | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc4088&dataType=1&pageNo=1
厚生労働省・リスデキサンフェタミンメシル酸塩製剤の使用に当たっての留意事項について
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/dealing-adhd-what-you-need-know
FDA Dealing with ADHD: What You Need to Know | U.S.FOOD & DRUG
https://www.amazon.co.jp/dp/4791152646
参考:『中枢刺激薬の依存・乱用リスクは製剤特性により軽減できるか?』 | 桑原秀徳著(臨床精神薬理.2019;22(10)