子育て情報『通常学級?特別支援学級?わが子に合うのはどっち?むっくんの就学相談が始まって…【前編】』

2020年3月10日 07:00

通常学級?特別支援学級?わが子に合うのはどっち?むっくんの就学相談が始まって…【前編】


通常学級でも大丈夫…?

むっくんはADHDと自閉スペクトラム症の診断を3歳半の時に受けていて、就学相談の受付が始まる前から、小学校入学後の進路について考え始めていました。
そのとき、まず最初にしたのは現在のむっくんの情報をできるだけ客観的に考えて整理すること。

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診断を受けた当時の手が付けられなかった頃と違い、6歳になった今は一見、困難さを抱えているようには見えません。
自宅ではほとんど手はかからず、会話能力も十分あり、最近では気持ちを言葉で表現できることも増えてました。読み書きも数字や計算も好きな様子。

5歳8か月で受けたWISC-Ⅳという知能検査や、言語発達遅滞検査でも大きく数値に現れるような偏りや遅れはありませんでした。コミュニケーション能力においては、多少の偏りはあるか?という評価を受けましたが、主治医や知り合いの特別支援学級の先生、療育教室の先生などからは、データから考えると問題なく通常学級に通えるだろうと判断されていました。

そうだな、落ち着いていれば大丈夫だ。
私もそう思います。
そう、「落ち着いてさえ、い・れ・ば…」です。


むっくんの見えない困難さとは?

落ち着いていれば理性的なむっくんですが、「集団の中」に入ると様子が変わります。
むっくんは自分の気持ちを我慢して、周囲の行動、大人や先生の要求に応じることがものすごく苦手です。また、感覚の過敏さから集団の中で生じる音や臭いなどをつらく感じることもあり、これも大きくコンディションを崩す原因になります。

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そしてコンディションが崩れてきた時に、
「強い衝動性からくる、やりたい!気持ちを無理に押さえつけられる」
「一方的な叱責や行動制限を受ける」
「不愉快な刺激から逃げられない」
などの事象にさらされるとむっくんは別人のようになってしまいます。

感情のコントロールがきかなくなり、大きな声で泣き、叫び、暴言、暴力、逃走など激しい行動に出ることがあります。普段の理性的なむっくんは消え、幼く退行してしまいます。
この衝動について理性的なむっくんと話すこともありますが、今は「自分でもどうしたら良いかわからない」と話してくれました。


就学相談開始前、私の思い

小学校は集団で過ごすことになるので、基本的にむっくんのコンディションは「悪い」

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