ケンカ頻発!友達とうまく遊べなかったADHD息子が初めて「気づかい」を意識!? その相手は…
保育園時代は気に入らないことがあるとオモチャを投げたりして暴れていた息子。小学生になってからも男の子同士ケンカのトラブルもありました。
この子は人とうまく遊べないのかもしれない...と思い込んでいたので、女の子相手のときだけ気をつかって遊んでいる姿を見て、小学生にして尻に敷かれているような感じでおかしかったのを思い出します。
ふたりでどんな遊びをしていたかというと...
気づかいの特訓ができたのは...彼氏ごっこ!?
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Sちゃんをお家まで送ってあげる彼氏ごっこです。なんじゃそりゃ⁉って遊びです(笑)
Sちゃんと遊んだ後は必ず「Sちゃんを家まで送るように!」とリュウ太に言っていました。リュウ太がSちゃんを送っていくと、Sちゃんは「リュウ太の家に忘れものしちゃった」と言って引き返してきます。わが家まで戻ってきて「あ、忘れものしてなかった」と言って再び家に帰ろうとするので、再度リュウ太が「送るね」と言ってSちゃんを送る...ということがあり、それが遊びに発展。
Sちゃんと遊ぶときは4回くらい『送る→戻ってくる→送る』をくり返すようになったのでした。
Sちゃんは送られることで女の子扱いされることにハマってしまっているのかも?と当時は微笑ましく見守っていました。(笑)
何度もくり返すことでリュウ太はへトへトになっている様子もあり、内心面倒に感じていたかもしれません。それでもイライラしたり勝手に帰ったりはせず、Sちゃんが「帰るね」と言うと「送るね」と断らない男でした。息子の意外と男らしい面に、素晴らしいじゃないの~と思ったのでした。
あの頃のSちゃんとの遊びがあったから
Upload By かなしろにゃんこ。そんな奇妙な遊びが数日続き、お互いに飽きたのかその後はあまり遊ばなくなってしまいましたが、優しくしてくれる子にはリュウ太も優しくできるのだと知って母は嬉しかったのでした。
周りからは乱暴なイメージがあるリュウ太でしたが、Sちゃんだけはリュウ太の優しい一面を見てくれていて遊んでくれたのかな?と今は思います。
人間関係の構築が難しい子どもだったリュウ太、大人になった今も相手の出方を見てから自分がどう接するか決めるそう。「相手が自分に友好的な人だったら、身構えないし最初から笑って話せるんだ」といいます。
万人と最初から仲良く...は難しくても、優しくしてくれる相手とは自分も笑顔で関係を築いていくことができる。