2020年6月30日 07:00
文字を書くのが苦手なADHD息子、原因は「ツルツル」にもあった!?筆圧の調整も道具をかえて練習してみると…
そこで息子がこのペンを使いたいといった際に使い方を教え、
・ペン先を紙に押しつけて書いてはいけない。
・肘を支点として力をかけ、肘より先は腕を浮かせるようにする。
この2つを条件に使わせることにしました。
微細運動が苦手で筆圧のコントロールもできない息子には最初はとても難しかったようで、頻繁にペン先をダメにしていました。
それでも怒らないで同じペンを再度与えて使い続けさせてみました。もしかしたら絵を描きたい一心で筆圧のコントロールを習得するのではないか?と希望があったからでした。
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息子は細い線で美しい絵を描くためにそのペンでの練習を3年近く続け、17歳のころにようやく、フリーハンドで思い描いた通りに細いなめらかな線を描けるようになりました。
描くことが楽しくなると熱中しすぎて、ときには腱鞘炎になることもありましたが、あまり取柄のない息子が唯一続けた練習がコレでした。好きな気持ちがあれば続けられるし、なんでも続けるとうまくいくものだな~と感心しました(笑)
「オレの場合は練習あるのみ!」履歴書や願書も自分で練習していた
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現在22歳になった息子に、筆圧のコントロールを習得してよかったことは何か?聞いて見ました。
「中学では高校受験のときに、どうしても願書を自分で作成するという逃げられないイベントがある。書き直しができないから、大変だったな。用紙をコピーして何度か練習したりしたな~。高校のときはバイトや就活の履歴書もコピーして何度も練習した。細かい字を書くときは筆圧の加減ができないとツライから、完璧じゃなかったけどコントロールの仕方がちょっとでも練習できていてよかったかも。
オレの場合、結局は書く回数=練習だったんじゃないか?と思った。何度も書くことで腕の筋肉が鍛えられて指の細かな操作ができるようになったのかな?と…履歴書も何度も練習して、ちょうどいい書き方を掴んでた。小学校のときから字がヘタだったけどすぐに上手くなるわけじゃないから、道具を変えるとか、工夫もするべきだったかもしれないね」
と言います。
小学校のときに板書を拒否していた息子が影で願書や履歴書の練習をしていたことに驚きました。
え?リュウ太お前そんな真面目な子だったっけ?と(笑) 必要に迫られたときはきちんと字と向き合っていたのだとわかりました。
「妻はどんな人だった?」初めて聞く普段の妻の様子。ママ友の言葉が深く突き刺さり<育児の逆転人生>