子育て情報『アプリ開発に挑む女子高生「発達障害は重荷だったけど…今はご褒美の人生」2度の不登校、ビジコン壇上でカミングアウトーー母との二人三脚の日々【連載 #見えない障害と生きる】』

2020年10月4日 08:00

アプリ開発に挑む女子高生「発達障害は重荷だったけど…今はご褒美の人生」2度の不登校、ビジコン壇上でカミングアウトーー母との二人三脚の日々【連載 #見えない障害と生きる】


「先生、ウソつき…」小2で不登校、診断は広汎性発達障害

アプリ開発に挑む女子高生「発達障害は重荷だったけど…今はご褒美の人生」2度の不登校、ビジコン壇上でカミングアウトーー母との二人三脚の日々【連載 #見えない障害と生きる】の画像

Upload By 桑山 知之

「♯見えない障害と生きる」連載3回目となる今回、愛知県名古屋市の高校に通う森本陽加里さん(18)と母・奈生子さん(47)に話を聞いた。

陽加里さんが小学2年の頃、上級生が下級生に嫌がらせをする「いじめ」が校内で起きていた。「いじめられている子がいたら守らなくてはいけない」と先生から言われていた陽加里さんは、その教えの通り友達を助けた。しかし標的がすぐさま陽加里さんに変わってしまったため、先生に相談したという。

「(自分が)やられるようになったから、『助けろ』って言ってた先生に『助けたらいじめられました』って言ったら最終的に『自分の身は自分で守りなさい』とか言われちゃって。先生、ウソつき…ってなっちゃいました」(陽加里さん)

慕っていた先生からの心ない言葉に失望。それから学校への足取りは重くなり、不登校になった。着替えることも食事を取ることもままならず、授業時間中は自宅で録画した吉本新喜劇の同じ回をひたすら見続けたり、韓国海苔をかじりながら国会中継を眺めていた。一方で、日が落ち始めると異常なまでに元気を取り戻していたと母・奈生子さんは振り返る。

「その頃はもう夜が寝れなくて。今思うとおかしかったですよね。ベッドの上で寝る時間になるとピョンピョン飛び跳ねて『キャー!』とか奇声発したり……。多分、次の日に学校があるっていうプレッシャーで寝れないんでしょうけど、もう興奮状態になっちゃってて。それで心療内科に通い出して、睡眠導入剤をもらって寝かせてました」(母・奈生子さん)

その後、陽加里さんは広汎性発達障害という診断を受けたのだった。

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娘が見た母の涙と変化二人三脚で生きる

矛盾したことに折り合いをつけて進めていくことや、人の表情や言葉の真意を理解することがうまくできなかった陽加里さんは、通級で社会性を身に付ける「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」を始めることにした。さらに母・奈生子さんは、文献を読みあさり陽加里さんの特性を理解したうえで「スモールステップ」を始めた。目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標へ近づけていく方法だ。

「着替えができないなら『着替えをしましょう』じゃなくて、例えばパジャマを脱ぐ、自分が着るものを持ってくる……ってやっていくと、行動ってすごく細かく分かれるんですよ。

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