子育て情報『投げる蹴る!自閉症小6長男のかんしゃくがエスカレート。精神科医の助言、長男なりの対処…それでも』

2020年10月30日 15:00

投げる蹴る!自閉症小6長男のかんしゃくがエスカレート。精神科医の助言、長男なりの対処…それでも


長男の物を投げる、蹴るが始まったのは小学1年ごろからでした

長男シュウは3歳で自閉症と診断され、なかなか言葉が出ませんでした。そのため言葉で気持ちが伝えられないもどかしさがあるためか、時折火がついたように泣き出していました。これも一種のかんしゃくかもしれません。けれど、6歳を過ぎるとぽつりぽつりと単語が出るように。それは嬉しいことでしたが、しかし、今度は泣くのではなく、かんしゃくを起こして物を投げる行為が増えていきました。

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理由は全くわかりません。どうしたの?やめなさい!と叱っても聞く耳持ちません。

突然キレるシュウに私はどうしたものか…頭を抱えていました。


かんしゃくがひどくなった小学2~3年頃、小児精神科医に相談する

小学2~3年生くらいになると、言葉数が増えていきました。自分の感情も少し表現することができていたので、かんしゃくを起こした理由もわかるようになりました。

たとえば、「テレビない~!」だと「見たいテレビが休止になったんだな」というような感じです。
ほかにも、「学校ない~」だと、「学校にいきたくないんだな」ということがわかります。

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しかし、ただ理由がわかったとしても、突然やってくるかんしゃくは防ぎようがありません。
たとえば、見たいテレビが休止になったとき、「特番が放送されているから、いつも見ているアニメはお休みだよ」と説明しても効果はありません。
かんしゃくを起こしている間は話が耳に入らないのです。

こんな状況に、さすがにどう対応してよいのか私も困り果てて、かかりつけの小児精神科に相談に行ったのでした。先生に、シュウのかんしゃくでとても困っていると話すと「それは一番多い相談ですね」とうんうん頷かれました。

そして、「衝動を抑えるのは難しいですね。とりあえずかんしゃくが起きることを前提で対処されたらいいかもしれません」とのこと。「シュウくんに投げられても大丈夫なもの、ボールとかプラスチックのものを箱に入れておいて、かんしゃくを起こしそうになったら、それを使うように促すんです。」

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この話をきいたとき、私は「かんしゃくの根本的な解決は難しいんだな」と思いましたが、先生は「そのうち、自分で怒りを鎮める方法を覚えていくと思います。階段の下にうずくまって落ち着く子、布団をかぶって頭の中の嵐を鎮める子、いろいろなやり方で乗り越えていきますよ」

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