2020年10月26日 15:00
「安易な嘘」は親子ゲーム談議で即バレる…!?目先の誘惑に勝てないASD息子とのイタチごっこ
ゲームの話が楽しすぎて…
Upload By 丸山さとこ
コウは時々嘘をついたり誤魔化したりすることがあるのですが、詰めが甘くバレることも多いです。
というのも、コウがつく嘘は大抵が”その場しのぎ”のもので、計画性や「相手を信じ込ませるためのストーリー作り」というものがちっとも練られていない嘘ばかりなのです。
(私が気付いていないだけで、バレていない嘘もたくさんあるのだろうなと思います。)
ゲーム管理アプリを使っていることはコウも承知しているので、少し考えれば「やってないよ?」がバレることなど明らかなのですが、コウはそこまで考えることなく”今、都合の良い答え”をつるっと口から出しているようです。
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そのため、”自分が知っていない筈のこと”や”相手に知られていない筈のこと”を調整することができず、「楽しくおしゃべりをしようとしていたら嘘の自白になっていた!」ということもしばしばです。
”他者視点”や”他者の信念”を理解しつつ衝動性をコントロールしなくては上手な嘘はつけないのだと考えると、「バレないように嘘をつく」という行為は結構高度な行いなのだなぁと思ったりします。
コウも、「嘘をつくと、ろくなことにならないな…」ということ自体はよく分かっています。わが家は宿題をしていなくても「今からやりなさい」と言われるだけですし、ゲームも宿題や片づけが終わっていればOKです。
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「嘘をつかないと酷く叱られたり、やりたいことをやれなかったりする」という状況でもない上に、「嘘をつくと後々損をする」のですが、それでも『誘惑には勝てない』と言います。
「誘惑に勝てないのなら仕組みや人の力を借りた方が良いのでは?」と提案した結果、「お母さん(お父さん)、預かってください」と預かりをお願いするという形になりました。
子どもの世界を知るきっかけに
年齢が大きくなればなるほど親の声は届きにくくなりますし、トラブルの規模も大きくなりがちです。ゲームをすることで「目先の都合が良い安易な嘘をつくコウ」が今の内に露わになったのは、良いことだなと思います。
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とはいえ、今後親の側がどう対策しようが、コウの方が友人やネットなどから「すり抜ける方法」を学んでいくのだろうなと思います。