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YouTuberデビューで思わぬ変化が!発達凸凹きょうだい、配信で得られた3つの成長【後編】

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配信するための条件をきちんと決めたこと

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わが家の発達凸凹の長男と次男は、半年ほど前からパパの管理の元YouTube配信をしています。 私は「子どもたちが余計なひとことを話すのでは」と心配で仕方がありませんでした。

そこで、前回のコラムでお話したように、発達凸凹の息子たちがYouTube配信を始める前に「配信するためのルール」をきちんと決めることにしました。

親子で決めたルール

・親が必ず配信を管理、同伴
・ゲームの前は必ず勉強(習い事もがんばる)
・配信、ゲームに使う時間を守る
・言葉遣いや個人情報に気をつける
・親子で継続する

保護者として「やらなければいけないこと」がおざなりにならないようにしてほしかったからです。

いよいよ配信スタート!最初は心配していたけれど…

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ADHDとLDのある小4次男はゲームとYouTubeが何より大好き。
そんな彼は配信を始めてから帰宅してすぐ宿題に取り掛かったり、習い事にもすんなり行くようになりました。
もともと小2のころから、「将来YouTuberになりたい!」と強く思っていたため、配信できることが本当にうれしかったようです。

今まであんなに苦手なこと(主に勉強)に対して気持ちがのらなかったのに…あんなに私が苦労して行動を促していたのに…。

「本当にこの子はうちの子なの?」と思うほどの変化に、私は非常に驚きました。

一方、ADHDとASDのある中一長男はというと、YouTube配信は少し気になっていた程度だったので、分かりやすい行動の変化はありませんでした。
ですが、YouTube配信を続けるうちに、長男・次男にやらせて良かったと思える機会ががたくさんありました。

SNS(YouTube)で得られた3つのこと

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最初のうちは視聴者がいなかったので親子でなにげないトークをしていましたが、続けていくうちに初めての人や常連さんも来るようになりました。
気に入ったらチャンネル登録してくれるので、継続していくうちにライブ配信のチャット上で常連同士の会話が繰り広げられます。配信者(パパと子どもたち)は、ゲームをしながらチャットの内容を確認し、視聴者と会話することが多いです。
管理者のパパが率先して話しているのですが、その様子を見て「知らない人と話すことの難しさ」と「わざわざ見に来てくれることへのうれしさ」を感じ、「これからも見に来てほしいから頑張って喋りたい」という意欲につながっていました。

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投稿された動画を確認すると、自分自身の話し方や場の雰囲気を振り返れたり、そのとき取った行動の理由を私に説明する機会が増えます。

うまく喋れなかったとしても、保護者が管理しているためパパがフォローしてくれますし、本人も「人が嫌な気持ちになる発言はしない」というルールを意識するため、初めての人との会話をするにはちょうど良い環境でした。

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YouTubeに限らず、SNSでは時々、「会ったことがない相手にいじわるをする人」に遭遇することもあります。
そういった場面は子どもたちは直接経験しませんでしたが、パパが経験したときの様子を後日動画を見せて説明し、対処方法を教えることもできました。
子どもたちは、「こんな人もいるんだ」と理解できます。
この先子ども1人でSNSを利用する前に指導できたことは良かったのだろうと思います。

配信を半年以上続けて現在は…

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半年以上続けて現在は、親子で違うゲームをする機会が増えたり、タイミングが合わないこともあって、可能なときに配信している状況です。
当初頻繁に配信していた次男よりも長男が細く長く継続しています。

今回の経験で、発達凸凹の子どもたちは、ゲームやYouTubeに行動を妨げられやすいからこそ、教育に利用しやすいのかもと思いました。
特に、わが家の次男のように、YouTuberにあこがれているお子さんには合っているのかもしれません。

ですが、そもそも配信を始めるのが難しいという家庭も多いのではないかと思います。
そんな場合でも、配信者ではなく視聴者側として…例えばYouTube(SNS)のチャットで知らないだれかとつながって会話するのも立派なSSTになると思いました。

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