2021年7月21日 14:15
自閉症息子との4年間分の誕生日エピソード。気づいたのは「頑張りすぎない」大切さ
0歳のお誕生日。なんて可愛いんだろう
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0歳のお誕生日。
(いま思い返すと)出てくる気力がなかったのか、陣痛が始まってから25時間後に先生に上から押されやっと出てきた息子。産まれた数時間後から目をぱっちり開けていました。とても静かで、ただただ、なんて可愛いんだろうと見つめていました。
不思議なことに、夜に授乳のためベッドのライトを点灯すると、眩しそうに少しバタバタし、必ずくしゃみをしていました。〝……産まれたばかりなのに、光が眩しいなんてことあるの?〟と少し違和感がありましたが、誰に伝えても特に相手にされず…自分に似て視力がいいのかもしれないと思っていました。
1歳のお誕生日。おしゃれな記念写真は撮れなかった
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1歳のお誕生日。
「大きくなったら欲しいものを指定されて、プレゼントを選んであげることなんてなくなるから、3歳まではわたしが選びたい!」。そんな想いで選んだ、とっておきのプレゼント。頑張って飾りつけをし、おじいちゃん、おばあちゃんを家に招き、ごちそうを用意して臨んだ初めての誕生日。
SNSでよくみる、おしゃれな記念写真を撮りたくて、飾り付けた壁の前に連れて行くと、秒で破壊。指示が通るはずもなく〝おしゃれな記念写真〟は撮れませんでした。
誕生日前から注文していた一升餅。当日までに歩くことはできず。普段あまり会わない祖父に抱かれて、これでもかというほどギャン泣き。1歳児向けの玩具には見向きもしない。無表情で、目も合わず、にこりともしない息子を見て、せっかく来てもらった両親に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
2歳のお誕生日。ケーキも玩具も…
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2歳のお誕生日。
第二子の産後2ヶ月。それでも頑張って息子の好きそうな食事をつくり、大好きなキャラクターのたくさん乗ったケーキを用意。全く喜んだような反応をせず、食事には口をつけず、終始無表情で終了。2歳児向けの玩具にはやっぱり見向きもせず。悲しくて、涙を流しながら片づけをしました。
当時は児童発達支援に通ってはいたものの診断前で、発達障害のことも、息子の状態もまだ全然知らない時期でした。2歳児って、こんなものなのかなぁ…?と思いながらも、せっかく用意した食事を食べないことにイライラしたり、期待した反応が返ってこないことの虚しさや、焦り、不安。