子育て情報『学校で提出物を出さない問題。ASD息子に担任の先生が考えてくれた「今年限定で行える」支援とは?』

2021年8月18日 06:15

学校で提出物を出さない問題。ASD息子に担任の先生が考えてくれた「今年限定で行える」支援とは?


先生からの”さり気ない支援方法”は予想外のもので…!?

学校で提出物を出さない問題。ASD息子に担任の先生が考えてくれた「今年限定で行える」支援とは?の画像

Upload By 丸山さとこ

学校に通っていると、ノートやプリントなど”子どもから学校への提出物”がたくさんあります。息子のコウは、小学校入学以来それらの提出物を出さないことがしばしば問題になっています。

宿題の方は、朝一斉に集めることもあり年々出し忘れが減ってきているそうですが、授業中に配布と回収を行うプリント類は未提出が目立つようです。

そんなコウに対して先生は声掛けをしてくださるのですが、回収し終わってから声をかけるとクラス内で目立ちますし、提出物が一斉に集まるときはコウが出しそびれていても気づきにくくなってしまいます。

そこで、担任の先生は提出物を集めるにあたって『名簿順に提出するルール』を作ってくださいました。
『丸山』は名簿順で一番最後。これによってコウが提出物を出していないことに先生が気づきやすくなりました。


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これもまた『その子一人ひとりに合わせた支援』なのかも?

定番の支援方法として紹介される支援には、普遍性が高く汎用性に優れたものが多くあります。それにより、支援を必要とする当人や周りの支援者たちは優れた支援方法を共有でき、本当に素晴らしいものだと感じます。
しかしその一方で、実際に学校内での支援を望む際には、それら定番の支援方法を活かすのが難しいこともしばしばあります。

先生のポリシーとかみ合わなかったり人手が足りなかったりすることもありますし、支援を受ける子ども本人が「みんなと違うと嫌だな」「目立ちたくないな」と思う場合もあります。

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そんな中、「集団への指示が通りにくい児童に対して個別に声をかけて促す」という定番の支援を、集団への支援と合わせてさり気なく行うために作られた「名簿順に提出する」ルール。

たまたま今年はクラス名簿の最後尾だったことで行えたその支援方法は、来年以降は使えないものかもしれません。
けれども、その「今年限定で行える支援」は、現在のコウに合わせて考えられたピッタリの支援と言えるのだろうと思いました。担任の先生が考えて下さった工夫と細やかな配慮を、とてもありがたいなと感じました。

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余裕をもって支援を行えるだけのマンパワーがあったり、子どもたち一人ひとりがそれぞれの違いを認めて支援を受け入れられるのであれば、それはとてもよいことだと思います。

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