子育て情報『自閉症の息子は体調変化に鈍感…。服薬は苦行、通院では大暴れ、試行錯誤の4年間』

2021年9月22日 06:15

自閉症の息子は体調変化に鈍感…。服薬は苦行、通院では大暴れ、試行錯誤の4年間


困るのは、怪我や病気で体調を崩すこと

自閉症の息子は体調変化に鈍感…。服薬は苦行、通院では大暴れ、試行錯誤の4年間の画像

Upload By かさはらあやこ

現在4歳3ヶ月の息子は、知的障害を伴う自閉症です。会話をすることができず、意思の疎通が困難です。そんな息子を育てるうえで困るのが〝怪我や病気で体調を崩すこと〟。

感覚の鈍磨さのためか、40度近い高熱があっても元気に走り回っていたり、痛いことや苦しいことがあったときも的確に伝えることができなかったり。そのため、発見が遅れ、気づいたときには酷くなっていたということが多々あります。

今でこそ、〝体温調節の機能がうまく働かないので気をつけてあげなければいけない〟と意識ができますが、赤ちゃんのころは暑い寒いで泣いたりすることがなく、快も不快も全くわからない状態でした。そのため「ちょっと…この子、汗だくじゃないの!着させすぎよ!!」と周囲に指摘されるようなこともありました。


怪我をしても絆創膏の類いはすぐに剥がされ、傷が気になって触るので、3日で治るような傷も完治まで数週間かかり痕が残ります。火傷をしたときも、火傷をしたと気づくまでに時間がかかり、どこが患部なのかわからず処置が遅れ、感覚過敏のため冷やすことができずに酷い水ぶくれになってしまい…そばにいた父親を責め、夫婦喧嘩になりました。


癇癪、パニック、大暴れ

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ほんの少しの鼻詰まりでも、眠ることができず朝まで大癇癪。病院に向かう車窓から建物が見えただけでパニック。駐車場で逃げ回り、院内では車椅子の高齢者の膝に飛び乗って座る、他人の飲みかけのペットボトルを奪い、診察室では大暴れ。

日頃から偏食があるため栄養が偏りやすく、睡眠時間も短いためか普通の風邪をこじらせてしまうこともあります。

息子が風邪をひくと、親子共々、本当に本当に疲弊します。
だから、過保護と思われても、できるだけ怪我をさせるのは避けたいし、
絶対に風邪をひかせたくない…!と思いながら生きています(無理だけど)


薬を飲ませるのも大ごと

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2歳〜4歳の現在進行形で、薬を飲ませることも大変です。風邪をひくたびに、1日3回7日間も、どうやって飲ませよう…と悩んでいます。

最初は成功していた〝好きな食べ物に混ぜて入れる方法〟は、薬を入れたたことがバレて一切食べなくなってしまったり、偏食が進んでくるとまったく通用しなくなりました。

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