子育て情報『療育は日本語で学びたい!アメリカでは高額な費用もネックで。海外での発達障害子育てを支える、日本のオンラインサービス』

2021年11月27日 14:15

療育は日本語で学びたい!アメリカでは高額な費用もネックで。海外での発達障害子育てを支える、日本のオンラインサービス


小学校でも支援を受けていたけど、日本語で発達障害を理解し子どもに伝えたかった

Iさんは25年以上前に渡米し、アメリカ人とご結婚。お子さんは現在9歳で、ADHD、不安症、反抗挑戦性障害(Oppositional defiant disorder ; ODD)と診断されています。Iさんは、2歳ごろからお子さんにADHDの可能性を感じ、診断前から地域の幼稚園で行動療法の先生をつけてもらうなど、支援を受けていました。ところが、小学校に上がるとさまざまなトラブルが起こり、合理的配慮を得るために6歳のときに診断書をもらうことに。そして2021年から、『発達ナビPLUS』を使い始めました。

――今、お子さんはアメリカの小学校でどのような支援を受けていますか。

Individual Educational Plan(個別教育計画)という、その子に合わせた学習支援として、1週間に1回カウンセラーの先生と個人的なセッションを受けたり、グループで遊びながらスキルを学ぶ時間をとってもらったりしています。aid(支援員)もついています。


こう話すと支援が充実しているように思われるかもしれませんが、ここまでたどり着くには、自分で調べて学校に対してかなりしっかり自己主張しなくてはならなかったという経緯があります。主張しないまま学校に居づらくなって転校する人もたくさんいると思います。

――そうだったのですね。充実した支援を受けられていながらも、『発達ナビPLUS』を利用しようと思ったのはどうしてでしょうか。

日本語で、自分の子どもの特性や状況に合わせたアドバイスがほしいと思ったからです。たしかに、発達障害の支援に関してアメリカは進んでいると思いますし、英語で調べれば多くの情報を得ることができます。普段の日常会話では、いちいち日本語に変換したりはしませんが、こうした発達障害や子育てのことは、頭の中で日本語で一度理解して、今自分が何をしているのか、次は何をすべきかを整理してからでないと先に進めなくて。

カウンセラーや行動療法の先生に英語でアドバイスを受けたり相談したりして、言われたことを行動に移してはみるけれど、やはり私自身の身についていない感じ、腹落ちしていない気がしていました。
それでは、子どもにも伝わっていないだろうなあと。

また、本を読んで理解したとしても、書いてある通りにはいかないですよね。

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