子育て情報『「お金をかけられなくても」「学校に行けなくても」無料で学べるチャンネルを拓く――登録数167万人の教育系YouTuber・葉一さんを取材!』

2022年1月31日 06:15

「お金をかけられなくても」「学校に行けなくても」無料で学べるチャンネルを拓く――登録数167万人の教育系YouTuber・葉一さんを取材!


「YouTubeで学ぶこと」が浸透してきたのはこの1~2年

中学生・高校生に向けて、Youtubeで「とある男が授業をしてみた」を発信中の葉一(はいち)さん。子どもたちからお金をとることなく学ぶ環境をつくりたいという熱い思いを、LITALICO発達ナビ編集長・牟田暁子が聞きました。

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発達ナビ牟田暁子編集長(以下――)葉一さんは、中学生・高校生に向けて、自宅で撮影した動画をYouTubeに投稿している「とある男が授業をしてみた」を発信中で、チャンネル登録数167万人(2022年1月現在)!すごい数字だと思います。かなりの更新頻度でアップされていますよね。

葉一さん(以下、葉一):はっきりとは決めていませんが、週3~4回くらいの頻度で更新しています。それと、「自習室」はできる限りやっています。約1時間の間は無言で作業するというライブ配信です。これはコロナ禍の一斉休校をきっかけに本格的に始めたものですが、休校期間中は最高時2,500人くらい集まっていました。
学校が再開してからは落ち着いて、700人くらいが同時に参加してくれています。

――たくさんの子どもたちが、一緒に勉強しているんですね。でも、こんな風にYouTubeで勉強できるということが認知されるようになったのは、いつごろからですか?

葉一:ここ1~2年くらいですね、YouTubeで学べるということが、社会人の方も含めて認知が広がったのは。自分のチャンネルが人気になるというより、このジャンルが盛り上がらないと意味がないと思っているので、やっとだなと感じています。

始めた当初は、YouTube自体がいわば無法地帯でしたからね。そんな場所に「教育」という、ある種「聖職」といわれる部門を混ぜたものだから、誹謗中傷を受ける毎日でした。「教育に携わる者ですが」で始まるメールは、特につらいものが多かったです。「偽善者」と言う言葉は毎日のように言われていた気がします。
非常にきつかったですね。


大人を信頼できなかった中学時代。高校で恩師に出会うことで変わった

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――やはり10年前は大変だったんですね。YouTube学習を始めたきっかけを伺いたいのですが、そもそも教育に携わろうと思われたのは、いつごろからだったのでしょうか。

葉一:中学時代は、教師は「悪」

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