2022年4月26日 06:15
「発達外来に行ってみてください」無発語で多動の息子、2歳半で心理士に勧められて。障害があると診断されるの?緊張と不安の初受診
初めて聞いた「発達外来」
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息子の発達の遅れが判明してから相談しにいった発達支援センターで、心理士さんから発達外来(※)の受診を促された。そのときは具体的な理由を言われなかったが、今振り返ると息子を支援に繋げていくためだったんだなと思う。
私は発達外来の存在を知らなかったため、『発達障害って病院にかかるのか!』と内心驚いたことを覚えている。それまでは「発達障害=療育へ行く」だけだと思っていたのだ。
心理士さんより、「行くなら院内にOT(作業療法士)やST(言語聴覚士)のいる病院がいいよ」と教わったのだが、調べてみるとそんなに数がない。私の住んでいる地域でその条件を満たしていて家から通えそうな病院が3ヶ所ほど。1番近い病院は毎月1日の朝からその月の診察を電話で予約するのだが争奪戦らしい。
1日は仕事の予定があったので朝から電話をすることができず、お昼の休憩時間に電話をかけてみたのだがすでにその月の予約は埋まってしまっていた。
仕方なく家から電車とバスを乗り継いで1時間ほどかかる病院に決めたのだが、そこは紹介状がないと受診ができない。急いでかかりつけの小児科へ行き紹介状を書いてもらった。
※発達外来…小児科の中に設置されていることが多い。診察時間を絞り、発達が気になる・遅れがあるお子さんを専門医が検査・診断したり、助言(療育・子育て)や投薬を行ったりする。
緊張しながら病院へ
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発達支援センターで発達外来の受診を勧められてから数ヶ月後、リュウが2歳8ヶ月ごろに初受診をした。
当時の息子を連れて電車とバスを乗り継いで病院まで行くのは大変だったため、初回は父(息子の祖父)に車を出してもらった。
初受診の際は紹介状と母子手帳を持って行った。
息子が自閉スペクトラム症だと言われるのか、ドキドキしながら呼ばれるのを待っていたのを覚えている。担当になってくれた先生は優しそうで、でもハキハキと喋ってくれる女性の先生だった。
初受診
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「リュウくんこんにちは!」先生がリュウに話しかけるも息子はスルー。キョロキョロと室内を見回し自由に動き回っている。
そんな息子の様子を見ながら先生といろいろな話をした。言葉がまったく出ていないことや発達状況、家族構成や身内に発達障害がある人や病気の人はいるか、保育園のこと、仕事のことなど、さまざまなことを聞かれた。