子育て情報『子どものASDに伴う癇癪をやわらげるお薬があるの?抗精神病薬「エビリファイ(アリピプラゾール)」に注目!副作用やリスパダールとの違いなども【医師監修】』

2022年5月20日 14:15

子どものASDに伴う癇癪をやわらげるお薬があるの?抗精神病薬「エビリファイ(アリピプラゾール)」に注目!副作用やリスパダールとの違いなども【医師監修】


エビリファイってどんな薬?

「エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)」(以下エビリファイ)は、統合失調症、双極性障害における躁状態の改善、うつ病・うつ状態に効果が期待できる飲み薬です。2016年に「小児期の自閉スペクトラム症(ASD)における易刺激性」もエビリファイの適応症となることが承認されました。

易刺激性とは、ささいなことをきっかけに不機嫌になったり、怒ったり、大泣きしたりしてしまう状態のこと。ASDがある子どもは、急に癇癪を起こしたり、攻撃的になったり、あるいは自傷行動をしたりといった症状が見られることがあります。こうした症状は本人も保護者にもコントロールが難しく、日常生活にも支障をきたしてしまうこともあります。

エビリファイは、こうした易刺激性をやわらげてくれる抗精神病薬です。エビリファイには、脳内でドパミンホルモン(※)が過剰に放出されているときは、ドパミンをおさえる働きをし、反対にドパミンが少量しか分泌されていないときは刺激する方向に働きます。この働きによってドパミン神経を安定化させ、気持ちを穏やかにしてくれる効果があるのです。

(※)ドパミン:神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-047.html
参考:ドパミン|e-ヘルスネット 厚生労働省


エビリファイは何歳から使える? 用量はどれくらい?

小児期のASDに対してエビリファイを用いる場合、対象となる年齢は原則として6歳以上18歳未満とされています。エビリファイは錠剤のお薬ですが、錠剤を飲み込むのが苦手なお子さんには小袋に入った液剤もあります。

飲む回数は1日1回。投薬開始時は、1日1mgから始めます。薬を増量する場合は、1日あたりの増量幅は最大3mgまでにとどめます。また、1日あたりの最大量は15mgを超えないようにすることが推奨されています。

医師の指示に従い、用法用量を守って正しく服用することが大切です。すぐに効果が出ない場合も、自己判断で中止したり、勝手に薬を増量したりすることにないように、気をつけましょう。


副作用の心配や、服用するときに気をつけることは?

エビリファイは副作用が少なく、子どもにも安心して使える薬として活用されています。

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