2022年6月8日 14:15
2歳半で2語文なし、目が合わず。でも診断はなくーー娘との未来が見えなかった涙の日々
2歳5ヶ月、発育の遅れの指摘
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、現在小学6年生。
発達障害の可能性を考え始めたのは、娘が2歳のときでした。定期的に行われていた母子相談に、体重測定だけを目的に、軽い気持ちで行ったら…
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「2歳5ヶ月で、2語文が出ないのはちょっと…」と声をかけられたことがすべての始まりでした。
それまで、娘の発育が遅いことは気になってはいましたが…
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何か発育に問題があるのだろうか…いや、そんなわけない!きっと大丈夫!
でもやっぱりおかしいかも…ううん、大人しい子なんだ!と、私の考えは毎日、ころころと変わっていました。
今、当時の娘を見ると…
今思えば、あのときの娘はやはり明らかに、ほかの子どもとは違うと感じるところがありました。
当時の動画を、今見ると…
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表情がない、目が合わない、意味の分からない宇宙語の独り言、私の言葉に反応しない、クレーン現象など気になる部分がたくさんあり、「なぜ気づかなかったのか!」と過去の自分にツッコミを入れてしまうほど。
しかし、私にとって娘は初めての子どもで、育児も初心者。子どもがどういうもので、どういう成長を遂げていくかということも全く知らなかったのです。
始まったグレーゾーンの日々
娘の発育の遅れを指摘されてから、あれよあれよという間に、私たちは療育コースへ流れていきました。
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しかし、このときはまだ「発育遅れ」の状態。2歳半だった娘の言語レベルが、1歳半だと言われ、言語とコミュニケーション能力に大きな遅れがあると言われているだけで、診断名はつきませんでした。
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この子は、どこにいるのだろう…そのうち定型発達になる、ちょっと発達が遅いだけ?障害はないけれど、少し苦手な部分があるだけ?それとも障害があるの?
自分の娘が、どういう子なのかが分からない状態は、とても不安でした。
発達障害があるのかないのかを考え続け、表情のない娘に話しかける気力を失うこともあったし、待っても待っても、言葉がなかなか出てこないことに悩み、悲観して涙した日もたくさんありました。
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娘と会話する未来が全く見えず、女の子が産まれたときに「一緒に服を選んで、買い物して、一緒にランチして、女子トークして…」