2022年8月14日 14:15
ADHD息子、中2夏休みに不正乗車で補導!パトカーに乗せられ警察署へ。ガマンも金銭管理も苦手な息子に変化が?――発達ナビユーザー体験談
家庭で不正乗車は犯罪であることをよく教えるようにと促され、子どもと帰ることになりました。その足で迷惑をかけた駅の職員の方に謝罪に行きました。その間も駅の職員のみなさんの忙しそうな姿を見て本当に申し訳ない思いでした。そして同時に情けなさと悲しさでいっぱいになりました。
息子の気持ちとこれからについて
息子には「友達から誘われてもお金がないときは断る」こと、それに「電車を運営するのに莫大な経費がかかっていて一人ひとりの運賃がなければ走らせられない」のだというインフラの話をしながら帰りました。
息子の言い分としては「不正乗車はいけないことだと分かっていても、友達から誘われると断れなかった。僕も遊びに行きたいと思って、無理してでもついて行こうとしてしまった」「自分だけ行けなくなるのはとてもつらくて悲しくなった」とのことでした。
しかしパトカーに乗り警察署まで行ったことを恥ずかしく感じたようで、「もう絶対にやらない」と約束してくれました。
その後は友人と遠くに遊びに行くときは電車賃分のお小遣いを前借りして遊びに行くようになったり、そもそもお金がないときは遠くに出かけずに、わが家に友人を呼んでゲームで遊ぶようにしたりして、遊び方を変えました。それ以降は警察にご迷惑になることはなくなって安心をしています。
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(監修:井上先生より)
毎月渡すお小遣いをすぐに使ってしまう子や逆に全く使えない子など、上手にお金を管理するのは意外に難しいものです。かといって「その都度渡していくと際限なくお金を要求するようになるのでは」、「前借り可能にすると癖になるかも」など、親御さんも不安になられるのではないでしょうか。
一つの方法として、最初からお小遣いを月ごとに渡すよりは、週ごと、あるいは3日ごとなど小分けにして渡すことから始めたり、「おやつ」「ゲーム」など用途ごとに袋に入れて管理させるようにしたり、お小遣い帳のアプリなどを利用するなどの方法があります。年齢とスキルに応じて、本人が管理するお金の金額や用途を少しずつ増やしていけるとよいでしょう。
イラスト/かなしろにゃんこ。
エピソード参考/星野 真弓
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