2022年11月6日 14:15
過集中な小2息子、工作に没頭してハサミを下級生に!?親子で謝罪に向かったお宅での沁みた言葉ーーユーザー体験談
衝動性が高く、口下手だった息子
小学校低学年のころの息子は多動性や衝動性が強いところが目立ちました。また、口下手なところがあり、自分の気持ちをうまく伝えられないという面がありました。精神的にも少し幼いところもあったからか、年下の子どもと気が合うようで、よく一緒に遊んでいました。
工作になると過集中状態、そして…
そんな息子ですが、工作が大好きで、家でも通っていた学童クラブでも、暇さえあれば何かを作っていました。
工作中は過集中状態になっていることも多く、一心不乱。話しかけても気づかないこともしばしばでした。
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その日も学童で、工作に熱中していたようです。1年生の男の子が、息子と遊びたくて話しかけてきました。
しかし、息子はしばらく返事もせず工作に没頭。
1年生はかまってほしくて、目の前にしゃがみ込み、めげずにずっと声をかけてきてくれていたようです。すると…息子は手に持っていたハサミを目の前にあった1年生の足にむけ…無言でジョキリとソックスを切ってしまったのです!
1年生は驚いて泣き、学童クラブの先生もあわてて仲裁に…。会社から帰宅途中だった母の私にも、学童クラブから連絡の電話が入りました。
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「やめて」と言う前に刃物を向けてしまうなんて…さすがにショックを受けました。
1年生の子のママとは、PTA活動などで話したこともあり、連絡先を知っていました。私は学童の先生からの電話を切るとすぐに彼女に電話を入れ、「謝罪に伺いたい」と伝えると、受け入れてくれました。
息子と一緒に謝罪へ
1年生の家に謝罪に向かう前に、息子としっかりと話をしました。
「いやなのであれば、やめて、と言葉で伝える」
「刃物はけがをさせてしまうこともある。絶対に人に向けてはいけない」
冷静になった息子は、ようやく危険な行為をしてしまったことに気づいたようで、落ち込んでいました。
そしてすぐに、会社近くのデパートで購入した新しいソックスと菓子折をもって、謝罪に向かいました。相手のお宅への道中、暗い夜道を息子の手を引いて歩きながら、泣きたいような気持ちになったのを覚えています。
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緊張しながら呼び鈴を鳴らすと、顔を出した1年生のママは、夜の忙しい時間にもかかわらず、そのまま自宅に迎え入れてくれました。