「放課後デイは5年待ち」に焦り!年少自閉症息子の就学準備。支援センターで相談をしてみると…
焦るきっかけは「放課後デイは5年待ち」
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先月のコラムで書いた通り、現在通いたいと思っている個別療育はどこもいっぱいで空きがない状態。その中で放課後等デイサービス(以下、放課後デイ)もやっている施設に「現在放課後デイは5年待ちです」と言われたところで私の不安は強くなった。
これはのんびりしていたら放課後デイに入れなくて働けなくなるのでは…!
わが家はひとり親。働けないと生活ができなくなってしまうので死活問題だ。
ただ急に焦ったところで今からどう動けばいいのか全く分からない。そこで年少の夏ごろに久しぶりに支援センターの担当の方と面談をしてもらうことにした。
支援センターでの面談
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担当の方には約1年ぶりに会う。滑舌が悪いながらもいろいろと発語が出るようになった息子を見て「大きくなったしすごく言葉も増えてますね!!」と褒められうれしかった。
今回面談をしてもらったきっかけを話すと、すぐに地域の放課後デイの資料を持ってきてくれた。資料には施設の場所、預かりの時間、送迎バスがあるかどうかなどが細かく書かれている。仕事もあるので預かり時間と小学校から施設への送迎があるかどうかはすごく重要になってくるので、これを見ていくつか候補を絞ることにした。
放課後デイは基本的に児童発達支援と同じように、利用を希望する施設に直接連絡を取り、空きがあれば利用できる。(※)現在年少の息子と今から放課後デイの見学に行くのはどうなのか相談したところ、「まだちょっと早いですね。年中の秋くらいから始めれば大丈夫ですよ」と言われて肩の力が少し抜けた。
※児童発達支援や放課後等デイサービスなどの「障害児通所支援」のご利用にあたっては、お住まいの自治体から交付される「通所受給者証」が必要です。また、1ヶ月あたりの利用日数(支給量)は自治体が決定し、その範囲内で利用することになります。
詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。
そのほかの就学に関する相談も
放課後デイの資料は家でゆっくり見ることにして、せっかく面談をしていただいたので今後の相談もさせてもらうことにした。
特別支援学級と特別支援学校の違いについてや、私の住む地域では、就学相談、計画相談というものがあること、それらがいつごろあるかなどだ。
まだあと2年以上もあるので現状では特別支援学級と特別支援学校どちらに通うことになるかはまだ分からない。ざっくりしたイメージとしては自分の身の回りのことがある程度できるなら(着替えやトイレなど)特別支援学級、それが難しければ特別支援学校になるのかなと感じた(※)。また、特別支援学級の見学は個別で行けるが特別支援学校見学は公開日が決まってからでないと行けないことなども教えてもらえたのでその辺りも今後忘れずに動いていかないといけない(見学についてはお住まいの地域や学校によります)。
※ 障害のある子どもの就学先については、本人・保護者の意見を可能な限り尊重し、教育的ニーズと必要な支援について合意形成を行うことを原則とし、障害の状態や必要となる支援の内容、教育学等の専門的見地といった総合的な観点を踏まえて市町村教育委員会が決定することとなっています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1422234.htm
文部科学省障害のある児童生徒の就学先決定について
就学後、フルタイム勤務は続けられる?
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帰宅後ゆっくりと放課後デイの資料に目を通していた。
私のパート先は現在8:30から17:30の勤務だ。しかし大体どこの施設も遅くて17:00までか17:30までの預かり時間となっていた。18:00まで預かりをしてくれる施設はほんの1、2件しかなく、保育園とは全く違うんだなと感じた。
今も加配の保育士をつけてもらいながら長時間保育をしてもらっていることが珍しいことは分かっているので、保育園には感謝してもしきれない。息子が就学したら、朝の登校時刻を考えると、8:30の業務開始時間には間に合わないだろう。給与のことを考えるとできることなら長時間働きたいが、短時間勤務にするしかないのだろうか、と考えている。執筆/まる
(監修:井上先生より)
地域によって、児童発達支援や放課後等デイサービスの状況、特別支援学校や特別支援学級の状況は異なるので、早くから仕組みを知っておくことは大事ですが、さまざまな情報を集めていく中で逆に不安になってくることもあるかと思います。しかし、これらの情報収集の過程で知り合った支援者の人たちは、子どもとお母さまの「応援団」になってくださる方であろうと思います。
お住いの地域にペアレントメンター(発達障害の子どもを育てた経験のある親御さん)さんがいらっしゃれば、その体験や情報提供を受けることがヒントになる場合もあります。放課後児童クラブへのインクルーシブが進んでいる地域もあります。幼児期は発達の変化も大きいので、子どもさんの発達のペースを見守りながら、時間をかけて考えていっていただければと思います。