2022年12月19日 06:15
絶対欲しかった推しのCD「若い異性店員のレジ」で諦める!?場面緘黙の小6娘の本心は…
「対面レジでの会計」はハードルが高い!
場面緘黙があるゆいは、対面でのお買い物がちょっと苦手です。お会計の際に初対面の人と会話をしないといけないことがとてもハードルが高いようです。もちろんネットを使えば対面なしでもお買い物はできます。けれど、他人と接して買い物をする経験もたくさんしておくことが必要だと思うので、ゆい個人のものを買うとき、私はなるべく本人に一人でレジに行かせるようにしています。
ゆいが初めて「CDを買いたい」と言い出したのは、小学6年生の秋でした。少し前から某グループのファンになり楽曲を聞いていてCDが欲しくなったようです。サブスクやダウンロードで音楽を楽しめる時代ですが、やっぱり推しができるとデータだけでなくモノそのものが欲しくなるというもの。ゆいもお姉さんになったものだと感じつつCDショップに向かいました。
ショップでお目当てのCDを見つけたあと、私は「一人で買っておいで。これも人生経験だよ」と提案しました。ゆいはちょっと戸惑ってからレジの列に並びました。私は少し離れたところから見守っていました。
Upload By 吉田いらこ
あと少しで自分の番。でもレジの列から離れてしまい…
でも、あと少しで自分の番というところでゆいはレジの列から離れてしまいました。「やっぱり買うのをやめる」というのです。並んでいる間にかなり緊張してしまったようで、どっと疲れたように見えました。
「いやいや、本当は欲しいんだよね?レジでやり取りするのがつらいだけだよね」と確認で聞いてみたのですが、ゆいはもう諦めたように「別にいらない。欲しくない」とつぶやいていました。
これまでも、ゆいが一人で買い物をした経験はありました。たまに雑貨屋で小物を買ったりコンビニでジュースを買ったりしていたのですが、そのときのレジを担当していた方は女性や優しそうなおじいさんだったので、大丈夫だったのかもしれません。このお店のレジの方は若い男性だったのでちょっと難易度が高かったようです。
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本当にそれでいいの?娘に本心を聞いてみると
ゆいの中で、「知らない人と接するストレスに比べたら欲しいものなど諦められる…」という考え方になっていることを知り、私は本当にそれでいいのかゆいに確認しました。
そうするとゆいが「やっぱりCDは買いたいけど、一人がきつい。