子育て情報『中2自閉症長男、祖母転倒させ義実家出禁から、数年ぶりの訪問「やっぱり会いたい」にこたえるためにーーユーザー体験談』

2023年1月28日 14:15

中2自閉症長男、祖母転倒させ義実家出禁から、数年ぶりの訪問「やっぱり会いたい」にこたえるためにーーユーザー体験談


義母を叩いてしまう自閉症長男に困ってしまい

3歳のときに、自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害の診断がおりた、わが家の中2長男。

もちろん、義理の両親にもそのことはすぐに伝えました。義母は長男の診断を聞いて、最初は「障害はいつか治る」と思っていたようでしたが、今では孫の障害について、治るものではないと理解して受け入れてくれています。

長男は人を見て態度を変えることがよくあり、特に悪いことをしても許されそうな人・怒らなそうな人に対しては叩いたり暴れたりなど、自分の思いを間違った方法で伝えてしまう一面があります。

それは義母に対しても…優しい義母に長男も甘えていたようで、長男は義実家へ行くと常に義母に手を出していました。自分が手を挙げたときに、おばあちゃんが反応してくれるのが面白かったのか、叩きながらうれしそうにするのです。

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義母は「この子は困ったね」という感じで長男のことを警戒していたようですが、義母からは「うちに連れて来ないで」という言葉はありませんでした。長男が手を出したら「叩いたらダメ」ということは、諭してくれていたようでした。
(義実家に行くときは夫と一緒だったので私は直接見たことはありません)


長男が叩いた弾みで義母が転倒!

そんなことが続いた長男12歳のある日、とうとう義母が長男が叩いたその弾みで倒れてしまったのです。

幸いにも怪我などはなかったのですが、長男も12歳になり相当力が強くなっています。それ以来、夫は「(長男を)連れて行くと(義母が)危ないから」と言って長男を義実家には連れて行かなくなりました。

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義母は70代で若くないし、体も小さいので義母の身を案じてのことです。孫の顔を見せたいという気持ちより、長男は義母に必ず手を出すのでやめておいたほうがいいという夫の考えには、長男の気持ちを思うと残念な気持ちもありましたが、私も同感でした。

しかし当の本人は義両親が好きなので、ときどき義実家に行きたがります。学校が休みの日に、「じいちゃん、ばあちゃん行く!」と泣きながら口にすることもありました。

義両親に会わせてあげたいけれど、義母をまた叩いてケガをさせてもいけない…長男には我慢をしてもらうしかありませんでした。


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