3歳で自閉症疑い、6歳でADHDと診断されて。多動や他害、ストレスで持病悪化…学校に居場所がなかった息子、小6になった今はーーユーザー体験談
3歳で気づいた周りの子どもたちとの差
わが家の小6の息子は、6歳のときにADHD(注意欠如・多動症)の診断がおりました。
息子は1歳から保育園に通っていました。自分の興味がないことはやりたがらず、特にダンスや体育などみんなでやることが嫌いで参加しようとしませんでした。また、切り替えの苦手さもあり、好きなことを始めたらやめることができない、片づけなどをダラダラしてやらない、保育園に迎えに行っても遊びに夢中でまったく帰ろうとしない…といったこともありました。
私が同年代の子どもたちとの差に驚いたのは、年少の遠足のときです。出発前にクラスのみんなはきちんと並んで先生の話を聞いているのに、息子だけ脱走して遊具で遊び始めてしまい、じっと話を聞くことができませんでした。それまでは、「男の子だし、3歳だし、こんなものなのかな」と思っていたのですが…。
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「自閉症の可能性」から「ADHD」と診断されて
3歳児健診では特に指摘は受けませんでしたが、保育園でのクラスメートとの違いにショックを受けた私は「早いうちに発達支援を受けさせたほうがいい」と思うようになり、保健センターに相談しました。
そして、心理士さんに心理検査をしてもらいました。数値的には気になる点はないとのことでしたが、飽きて逃げ出したりなど集中できていない様子が見られたので、「もし気になるのであれば」と療育センターの紹介を受け、通うことに。そして、児童精神科の先生に「自閉スペクトラム症(ASD)の疑いがある」と言われました。
私は少し意外な感じがしました。そのころ、目立っていたのは衝動的な行動の多さだったからです。ですから、ASD(自閉スペクトラム症)ではなく、ADHD(注意欠如・多動症)だろうと考えていたからです。
息子は、じっとしていられず道路に飛び出す、お友達に手を出す、押す、かみつく…。
公園で遊んでいると必ずトラブルを起こすので、自転車に乗って誰もいない公園を探し、人が来たらまた移動し…の日々。スイミングスクールにも通っていたのですが、隣のコースに入ってしまったり、順番を守れず飛び込んだり、プールから脱走してしまうこともあり、クビのような状態で辞めました。
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そんな息子の様子から、ADHD(注意欠如・多動症)の特性に当てはまることばかりだなと思っていたのです。