子育て情報『小1自閉症息子の教室脱走劇。入学前は座ってられると太鼓判を押されたのに、ついには校門の外まで⁉担任の先生への感謝の気持ちと今後への思い』

2023年6月7日 16:15

小1自閉症息子の教室脱走劇。入学前は座ってられると太鼓判を押されたのに、ついには校門の外まで⁉担任の先生への感謝の気持ちと今後への思い

そして、2年生になって新しい担任の先生になり、教室の人数も4人から8人になるとさらに脱走は増えて、ついに朝、開いていた校門から学校の外に出てしまいました。ちょうど近くにいた先生が捕まえてくださったそうなのですが、その報告を受けたとき、私はさすがにとても心配して焦りました。

担任の先生が「教室のドアを施錠してみてはどうだろう」と相談してくださり、私は「やってみてほしい」と答えました。
2つある廊下への教室のドアのうち、まちゃに近いほうが施錠されると、まちゃは窓から出ました。そのあと、まちゃの近くの窓際に電子オルガンが置かれ、すぐには出られないようになりました。窓には「窓から出てはダメ」と言う意味の絵カードが貼られました。効果があったそうで、先生は「席に座ります」や「トランポリンをとびます」「トイレに行きます」などの絵カードもつくってくださいました。

SNSで作業療法士にも相談をして、まちゃのストレスが溜まらないように、まちゃのすぐ近くに絵を描いたりパズルをしたり、リラックスできる場所があるとよいというアドバイスを受けたので、先生に伝えるとさっそく教室に取り入れてくださいました。


放課後等デイサービスの先生にも相談すると「まちゃくんは自分がみられていると感じている間は脱走しません。気を抜いた瞬間が危ないのです。頭のうしろにも目が必要です」と、まちゃを脱走させないコツを教えていただきました。これもさっそく担任の先生にお伝えしました。


減ってきた脱走

小1自閉症息子の教室脱走劇。入学前は座ってられると太鼓判を押されたのに、ついには校門の外まで⁉担任の先生への感謝の気持ちと今後への思いの画像

Upload By カタバミ

現在、小学2年生が始まって2ヶ月目ですが、まちゃの脱走は減ってきています。
今の所、家でも放課後等デイサービスでも癇癪も行き渋りもありません。

常に対応してくださる担任の先生にはとても感謝していますし、まちゃもよく頑張っていると思います。
でも本当に特別支援学級がまちゃに合っているのかということは、考えていかないといけないと思いますし、今後もまちゃの様子を注意深く見て行こうと思っています。執筆/カタバミ

(監修:新美先生より)
教室から脱走してしまうまちゃくん、先生方も安全確保のために気を遣って大変だと思いますが、なによりも、脱走したくなるほど大変な思いをして教室で過ごしているまちゃくんのことも心配です。
新しい環境で、慣れず、その場で今何をすべきなのかがわからないと、普段よりもそわそわして落ち着かなくなり脱走リスクは高まります。

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