子育て情報『祖父の「泣くならもう来るな!」に障害のある息子はパニック!祖母は傍観…つらかった帰省トラブル【読者体験談】』

祖父の「泣くならもう来るな!」に障害のある息子はパニック!祖母は傍観…つらかった帰省トラブル【読者体験談】

長男も一緒にいてと懇願してきますので、大丈夫だよと伝えています。

この件で長男は傷ついてしまいましたが、長男には自分自身を好きでいてほしいと心から願っています。自分を認めてくれる人もいることを知ってほしいです。長男が知っている世界は、今はまだ家や学校、義実家だけ。でも、これからもっと視野を広げ、一歩踏み出せたら、新しい世界があることを知ってほしいです。そうすれば、長男ももう少し生きやすくなるのかなと思っています。

イラスト/taeko
エピソード参考/セバスチャン・ベッテル

(監修:鈴木先生より)
聴覚過敏のある方などは、子どもの泣き声を嫌がることも多いでしょう。それがたとえ孫であろうとも。
子どもは泣くのが仕事の一つですから泣くのは仕方ないことです。義父はあとになって反省して長男に謝罪の手紙を書いたことは大変素晴らしいことです。直接言いづらいことを手紙にしたためて伝えることで長男に義父の気持ちが伝わったのだと思います。今やメールの時代ですが、メールの形式的な字体よりも本人が直接書いた字の方が温かみはあります。謝罪だけでなく感謝の言葉も手紙にしたためて送ってあげると良いと思います。メールは消されますが、手紙は形として残っていますから。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。


神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

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