子育て情報『睡眠薬デエビゴとは?効果が強い?副作用や服薬について解説/医師QA』

2023年6月29日 14:15

睡眠薬デエビゴとは?効果が強い?副作用や服薬について解説/医師QA

を刺激し、睡眠と覚醒のリズムを整え、自然な眠りをうながします。依存性は低いですが、即効性もありません。
神経発達症に伴う入眠困難がある子どもに処方される「メラトベル」、大人に処方される「ロゼレム」や「ラメルテオン(ジェネリック)」があります。なお、メラトベルは体内で作られるメラトニンそのものです。
メラトニンは視交叉上核のMT1及びMT2受容体を活性化することで視交叉上核にある体内時計の神経活動を調節し、睡眠の誘導作用を示すと考えられています。

3つ目は「オレキシン受容体拮抗薬」。
起きている状態を保つ脳内物質であるオレキシンの働きを抑えることで、寝つきを良くし、夜間の眠りをサポートします。即効性があるのに依存性は従来のものよりも低いのがメリットですが、頭痛や眠気が残ったり、悪夢を見たりすることがあります。
3種類のなかでは、新しいタイプの薬です。「ベルソムラ」「デエビゴ」があります。

今回は、このなかの「デエビゴ」について紹介します。


睡眠薬「デエビゴ」とは?

デエビゴは不眠症を改善するための薬です。入眠困難、中途覚醒、睡眠維持困難などの症状があるときに処方されます。不眠症の薬として処方される「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」と比較すると、デエビゴは長期間服用しても効果が持続し、依存性も低いとされています。デエビゴは保険適用されていますが、小児には処方されません。

睡眠と覚醒には、オレキシンという脳内の神経物質が深く関係しています。
日中はオレキシンが増加するので起きている状態を保つことができ、夜間は減少するのでスーッと眠りにつけるのです。

寝つきが悪い、中途覚醒してしまうというときは、なんらかの原因で、夜でもオレキシンの働きが活発になっていると考えられます。デエビゴは、有効成分であるレンボレキサントがオレキシンの働きを邪魔し、自然と眠れるように作用します。

デエビゴには、2.5mg、5mg、10mg錠の3種類があります。飲み始めるときは5mgを1日1回、就寝前に服用します。併用する薬によっては効果が強まることがあるため、医師と必ず相談してください。また、肝臓に影響が出やすいので、肝機能障害がある人も医師と相談してください。デエビゴは即効性があるので、服用後30分後ぐらいから眠気が出てきます。
そのため、就寝の準備が整ってから服用しましょう。


デエビゴの副作用って?

デエビゴの代表的な副作用として、眠気があります。

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