子育て情報『発達障害息子、災害や避難生活の予行練習にも!?感覚過敏、こだわりがあるからこその【ファミリーキャンプのすすめ】』

発達障害息子、災害や避難生活の予行練習にも!?感覚過敏、こだわりがあるからこその【ファミリーキャンプのすすめ】


年に数回キャンプへ行くわが家です

発達障害息子、災害や避難生活の予行練習にも!?感覚過敏、こだわりがあるからこその【ファミリーキャンプのすすめ】の画像

Upload By 丸山さとこ

現在中学2年生の息子のコウにはASDとADHDがあり、発達障害の特性からか小さな頃は少し感覚過敏がありました。音や光のほかに『肌に触れるもの』への過敏さがあり、1~3歳の頃は食事中に何度も手を拭きたがったりしました。保育園に入ってからは、砂場の砂がつく度に何度も手や服を払う姿が見られたこともありました。

多くの過敏さは年齢と共に緩和されていきましたが、それで「平気になってよかったね!」とは言えないのがコウです。コウは、一度平気になったはずのものでも、しばらく触れることがないと再び受けつけなくなることがしばしばあります。そのため、平気な状態が持続するように『かつて過敏が見られたが一度平気になった刺激』を定期的に彼の暮らしに取り入れるようにしています。

その一環として、わが家は年に数回キャンプに行くようにしています。

読書やゲームやプログラミングなど、小学生になったコウの好きな遊びはインドアなものが多いです。
そのため、学校がない日の彼は、一日中空調の効いた部屋で汗や砂埃とは無縁の暮らしをしています。

夏休み中は、1週間家から一歩も出ないことも珍しくありません。

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そんなコウを見て、「このままだと、光や汗や砂埃の刺激で無自覚に疲れやすくなっていくだろうな」と思ったことから始まったのがわが家のファミリーキャンプでした。キャンプに初めて行った4歳頃は虫のいるトイレや岩の段差などを怖がっていたコウでしたが、少しずつ慣れてきて楽しむようになってきました。

キャンプに行き始めて10年の今では、自分のお年玉でテントやチェアを買うくらいキャンプが好きになったコウと共に、災害への備えの点検も兼ねてキャンプに行っています。


無理強いしないように負担は少なく、少しずつ…

家族でキャンプへ行くにあたって、まずは「親も子も無理がないように」を指針にしました。そのため、最初はデイキャンプ(日帰りのキャンプ)から始めるようにしました。

子どもの頃は外遊びも好きだった私ですが、大人になってからはインドアな趣味が多く、長時間の野外での活動には自信がありませんでした。
コウを見ながら遊びや食事の段取りをすれば、どこかでミスが出るだろうと思いました。

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また、キャンプ場は自宅から1時間半以内のところを選ぶようにしました。

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