子育て情報『中1で児童養護施設に入所。不登校、ゲーム漬けで昼夜逆転、家庭内暴力もあった発達障害息子は今【読者体験談】』

2024年1月19日 14:15

中1で児童養護施設に入所。不登校、ゲーム漬けで昼夜逆転、家庭内暴力もあった発達障害息子は今【読者体験談】

その思いが、なんとか私を支えていたと思います。


努力した息子は、生活習慣を整え目標通り退所。地元の中学へ

入所中、息子は長期休暇などを利用して定期的に試験外泊し、寝る時間など自宅でのルールを取り決め実施しました。また、試験外泊の際は、地元の中学の先生と面談、また先生も息子の施設や施設内学校の訪問もしてくださり、施設と学校同士で情報共有してくださり、本当に感謝しています。

そして息子は、目標通り中学2年生の終業式後に退所し自宅に戻ってきました。そして、中学3年生の4月から、地元の中学へ転入、特別支援学級へ再び通い始めました。

先生方は、息子が戻ってくるまでに2年かけて、特別支援学級での指導の仕方について中学校と教育委員会と話し合い、改革をしてくださっていました。
特別支援学級の生徒は30名程度いたのですが、息子は通常学級と同じ内容の授業を受けることができるクラスになりました。
そのため、勉強好きな息子は不登校にはならず、通い続けることができ、なんと中学3年は皆勤賞。
定期テストも通常学級と同じテストを受け、学外で行っている受験対策用の模試や9月以降は実力テストのみ交流学級で受験するようになりました。これは、息子の受験対策として、大勢の生徒に囲まれて試験をうけられるよう学校側が計画してくださいました。

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志望校受験に向けて頑張っている息子を支えていきたい

家に戻ってきてからの息子は前向きで、障害受容もしっかりとできており、先日精神障害者福祉手帳3級を取得しました。

息子は幼少期からの夢「設計士、建築士」への道を希望しています。学習能力は高いのですが、情緒が安定しないため公立高校への進学は断念し、丁寧に対応してくれる私立の専修学校・建築科を単願志望しています。一時期、家庭崩壊の一歩手前だったわが家ですが、息子は今、将来の夢に向けて前向きに勉強に取り組んでいます。
悩んでいた数年前が嘘のように、落ち着いた生活を送れています。
夫のメンタルも回復し、私自身の精神状態も成長した息子の姿が心の支えとなり回復してきました。
息子はこれからどんどん成長していくと思います。自分のやりたいことに向かって、これからも頑張る息子を、私は支え続けたいと思います。

イラスト/海乃けだま
※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。

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