子育て情報『小学校入学後「特別扱いや配慮はできない」と言われ、転校を決断。特別支援学級への入級で訪れた転機【読者体験談】』

小学校入学後「特別扱いや配慮はできない」と言われ、転校を決断。特別支援学級への入級で訪れた転機【読者体験談】


「配慮できない」と言われた小学校から特別支援学級のある学校へ転校した息子

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現在6歳(小1)の息子がいます。4歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断を受けました。不安感が強く嫌なことばかり思い出してしまい、癇癪やこだわりも強い傾向があります。

居住地域には自閉症・情緒障害特別支援学級がなかったため小学校は通常学級へ入学したのですが、学校からは「ほかの子と違う対応をすることは特別扱いだからできない」「配慮はできない」といわれ、息子は毎日先生方から怒られるばかりの日々に。学校へ対する不安が大きくなり、このままではダメだと、1年生の2学期から自閉症・情緒障害特別支援学級のある学校へ転校しました。
大きな決断でしたので不安もありましたが、ここで転機が訪れたのです。


新しい学校で出会った担任の先生

新しい学校ではまず体験入学をしました。
ここでは、特別支援学級の担任の先生が見てくださいました。
「こだわりも強いけど、切り替えもできますね」
「これからいろいろ問題は出てくると思いますが、大丈夫ですよ」
と先生は力強く言ってくれました。

当時、私は前の学校からさまざまな指摘を受けたことで滅入っていました。(受け入れてもらえるところに転校するしかないけれど、この子は変われないかもしれない……)と思っていたので、特別支援学級の先生に「この子は大丈夫」と言ってもらえた事が本当に嬉しかったのを覚えています。

そして先生は、発達障害のある子どもにとても理解があり、愛情を持って根気よく接してくれました。

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息子の困った行動に先生は……

転入後も息子の困った行動はみられました。
授業中何度も立ち歩いてしまう、
ダメだと言われていることも、どうしても気になってやってしまう(触らないで、入らないでと言われていることをしてしまう)、
癇癪を起こして関係ないお友達を叩いてしまう、
棒を振り回してしまい、お友達に当たってしまった……。


そんなとき先生は、優しいだけでなく、ダメなことはダメだとはっきり伝えてくれます。そのあとは「本当は分かってるんだよね」「大丈夫」「できるよ」など安心できるような声かけをしてくれました。

息子は「一番」に対してこだわりがあり、授業中の発表順や並び順などたびたび一番ではない事に癇癪を起こしていました。

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