子育て情報『小学校入学後「特別扱いや配慮はできない」と言われ、転校を決断。特別支援学級への入級で訪れた転機【読者体験談】』

2024年2月1日 06:15

小学校入学後「特別扱いや配慮はできない」と言われ、転校を決断。特別支援学級への入級で訪れた転機【読者体験談】

学校によって教育環境の差がなくなるように、本来は自治体や教育委員会が医療と連携して定期的な勉強会や会議が必要なのですが、現状はなかなか難しいようです。個人でいろいろな講演会を聴いて勉強している先生がいる学校では障がい児に対する「配慮」ができていると感じています。大事なのは教員の数ではなく、障がい児に対する知識の深さ&経験(センス)で、子どもの行動は教育環境にも左右されるため、いい環境に出合えることが重要です。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。


ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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