【イヤイヤ期×発達障害】激しすぎて手に負えない!これって特性?イヤイヤ期がない!?エピソード8選
しかし、スバル君には同年代の子どもとくらべると「ちょっと変わっているところ」があって……。
プクティさんのご長男は、2歳を過ぎてもイヤイヤ期が始まる兆しはなく、家庭では困ることがほとんどなかったそうです。しかし、幼稚園に入園して、集団活動に参加できないことや、教室から脱走してしまうことなどを指摘されびっくり!ご長男が軽度の知的障害(知的発達症)と診断された今、イヤイヤ期がなかったことと発達の特性や遅れには関係があったの?と疑問がわいてきました。コラム最後の医師によるコメントにも注目です!
2歳4ヶ月でASD(自閉スペクトラム症)と診断されたしぇーちゃんは、現在9歳。生まれた直後から、なかなか寝ないことや食欲のなさ、激しい癇癪がありましたが、成長と共に、だんだん落ち着いていったそうです。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)