日々の育児が変わる4冊!発達障害の子どもに伝わることば、1歳からのコグトレ、学びにおける子どもからのSOS、ADHD入門書をご紹介
"なぜか伝わらない"を"伝わる!!"に『発達障害の子どもに伝わることば』
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「言葉は理解できているはずなのに、どうして通じないんだろう?」と不思議に思ったり、子育ての中でイライラを感じたことのある保護者も多いのではないでしょうか?
本書「発達障害の子どもに伝わることば」は、発達障害のある子どもとのコミュニケーションのポイントについて書かれた本です。著者の川﨑総大先生(立命館大学教授)は、言語聴覚士・発達心理士として、発達障害のある子どもたちと深く関わってきました。その豊富なご経験から、私たちが誤解しているかもしれない発達障害についての知識、そもそもコミュニケーションとは何か?という根本的な考え方を紐解きながら、発達障害のある子どもたちとのコミュニケーションについて、分かりやすい言葉で具体的に解説しています。1~4章の最後には、4人の専門家が寄稿したコラムも掲載されており、発達障害に関する知識をより深めることができます。
コミュニケーションとは一方的なものではなく、伝える側、受け取る側が相互に思いやりをもって楽しむもの。発達障害のある子どもの保護者はもちろん、障害の有無にかかわらず、コミュニケーションに悩むすべての人に読んでいただきたい一冊です。
遊びながら認知能力を強化!『学習の土台をつくる 1さいからのコグトレ おなじのど~れ?』
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『学習の土台をつくる1さいからのコグトレ おなじのど~れ?』は、繰り返し遊びながら、認知能力を鍛えていくアクティブ絵本です。
本書のタイトルにもある「コグトレ」とは、児童精神科医の宮口幸治先生が、認知能力を鍛えることを目的に開発したトレーニング教材です。
認知能力を鍛えることで、学習に必要な「数える」「覚える」「写す」「見つける」「想像する」力を育むことができると言われています。
本書では、簡単な図形や身近な自然・乗り物などのイラストカードを使って、「かたち」を認識する力、「どうさ」を理解する力、「なまえ」を覚える力を高めます。字が読めなくても遊ぶことができるので、1歳頃のお子さんから楽しく取り組める内容となっています。
その教育は本当に「こどものため」?『エデュケーショナル・マルトリートメントの理解と対応 教師と支援者が「教育虐待」を防ぐためにできること』
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「エデュケーショナル・マルトリートメント」とは、教育場面において行われる子どもへの不適切な行為を表す概念です。本書では、「教育虐待」と共に社会的課題となっているエデュケーショナル・マルトリートメントについて、日本の教育環境の問題点や子どもへの影響、そして多様な事例を踏まえた具体的な対応方法を紹介しています。
子どもへの身体的・心理的暴力といった従来の「児童虐待」のイメージとは異なる、「熱心な教育」「親心」といった考えに潜むエデュケーショナル・マルトリートメントの実態をとらえ、子どものSOSを見逃さないためにはどうすればいいのか丁寧に解説されています。
子どもにとって本当に大切なものとは何か、そして子供の健やかな成長のために大人ができる行動とは何かを考え直すきっかけとなる一冊です。
最新の知識が分かりやすくまとまった一冊!『ADHDがわかる本 正しく理解するための入門書』
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わが子の困った行動の理由が知りたい。
どこに、だれに相談すべき?治療を受ければ落ち着くの?将来は大丈夫……?
子どもがADHD(注意欠如多動症)と診断された、あるいはその傾向が強いと感じている保護者の中には、不安や疑問がたくさんある……という方もいらっしゃることと思います。
本書は、発達障害のある子どもの医療に長年携わってきた榊原洋一先生の監修による、ADHD(注意欠如多動症)の基礎から理解できる入門書です。
幼児期から成人期までのADHD(注意欠如多動症)の特性、相談先や治療法、家庭でのかかわり方、支援についてなど、保護者が知っておきたい情報が網羅されています。
豊富なイラストや図解で、専門知識も一目で理解しやすいように工夫されている本書。ADHD(注意欠如多動症)どう向き合い、対処していけば子どもの幸せにつながるのか?初めてADHD(注意欠如多動症)について学びたい方だけでなく、改めて最新の知識を得たいという方にとっても、役に立つのではないでしょうか。(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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