発達障害育児エピソードが満載!母の再就職が叶うまで、子どもの服薬メリデメ、将来の就労など【25年2月読者体験談特集】
育児と仕事、服薬メリデメ、進路と働き方、合理的配慮など……発達障害のお子さんを育てる保護者の方にとって気になる問題は?
発達障害のお子さんを育てる保護者の方にとって気になる問題を読者体験談コラムでチェック!
2月は、子ども2人が発達障害・仕事復帰への道は?「育児と仕事の両立」についてのコラムや、小1でのADHD(注意欠如多動症)診断時から高1までの服薬生活を振り返った「服薬のメリットデメリット」について、通信制高校に通う場面緘黙の娘さんの卒業後の進路問題「高校卒業後の進路・働き方」、もしかしたら娘はLD・SLD(限局性学習症)なのでは?と感じてから診断・合理的配慮を受けるまでを綴った「学校で受けている5つの合理的配慮」についてなど、さまざまなエピソードをコミックエッセイ仕立てで紹介しています。
子どもが小学生になったら「仕事復帰」、願いは叶わずーー。現在高校3年生の娘さん、高校1年生の息子さんは、二人とも小学校1年生でADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。行き渋りや早退、学校トラブルなどがある子どもたちへの対応を優先すると、平日仕事をすることはどうしても難しいと感じ、仕事復帰を断念しました。しかし、放課後等デイサービスがきっかけで生活に変化が……!?仕事と育児の両立で悩んでいる保護者の方にぜひ読んで頂きたいコラムです。
コンサータ、ストラテラ、インチュニブ、ビバンセ……これらのお薬の名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?小学1年生でADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた息子さん。服薬も同様に小学1年生から始めました。さまざまな薬を試す中で副作用に悩んだ日々や得られた効果、その後高校生になった息子さんの服薬についての課題や飲み忘れ対策など、服薬について知りたい方にとって参考になりそうな情報が満載です。
※服薬については個人差が大きいので、使用の際は必ず医師に相談し、医師の判断に従ってください
場面緘黙の娘、高校卒業後の進路はどうする!?現在24歳の娘さん、4歳の時にASD(自閉スペクトラム症)と診断されています。こだわりが強く、場面緘黙があり、怒りの感情を抑えることが苦手です。小・中学校は学区の学校の通常学級に所属し、週1で情緒障害等通級指導学級(現在の通級指導教室)に通いました。高校は特別支援をしてくれ、通学もできる通信制高校に入学。その後迷ったのは、高校卒業後の進路のことでした。のちのち支援に繋がりやすいことを優先しようと考え、就労移行支援事業所に通うことを選びましたが……気になっている方も多い、将来の就労についてのコラムです。
おしゃべりは上手なのに「あ」が読めない……!娘さんが小学校に入学して間もない5月末、国語の音読の宿題に取り組んでいたとき、「あいうえお」の「あ」を読めないことに気づいたハツネさん。「もしかしたらLD・SLD(限局性学習症)なのでは?」と感じ診断・支援のために奮闘をします。
LD・SLD(限局性学習症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、DCD(発達性協調運動症)と4種の確定診断が出たことで合理的配慮を受けることに。一体どんな配慮を受けているのでしょうか?
ご自身のエピソードを投稿してみませんか?
『発達ナビ 読者体験談』は皆さんのご経験を基に制作されています。ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。
「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。
【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦) 関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。