大反響「発達障害の子どもと私たち」新章連載スタート!放デイ探し奮闘記、学習のつまずき実体験も【25年4月読者体験談特集】
「マンガ発達障害の子どもと私たち」新章・アキラ編スタート!その他、放デイや勉強のつまずきなど4月に公開したさまざまなエピソードを紹介!
大人気だった「マンガ発達障害の子どもと私たち」の新章・アキラ編がスタート!1歳半健診の「経過観察」を楽観視していた保護者の方が「自閉症」という言葉を知った出来事とは……?その他10か所に断られた放デイ探し奮闘記、勉強のつまずきに対する配慮や学校との連携、発達ナビでの「勉強のつまずき」アンケート結果などさまざまなエピソードを紹介しています。
発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたマンガ「発達障害の子どもと私たち」。新たにアキラ編がスタート!5歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けたアキラくん。思い返すと1歳の頃から発語の遅れ、クレーン現象、呼んでも返事がない、ベビーカーの拒否などの兆候がありましたが、初めての子育てということもあり「そんなものなのかな」と気づかなかったとのことでした。しかし1歳半健診にて、周りの子の成長に驚き!保健師さんから「様子見ですね」と言われますが……「様子見」って一体どういうこと!?
1歳半健診での「様子見」=「経過観察」を「様子を見ておけばいいのか」とそのままの言葉で受け取ってしまったM子さん。その後保健センターからの電話で受診を勧められましたが、診察の予約はなんと半年後!その間に少しでも言葉を増やそうと民間の知育教室(習い事)に通うことを決めましたが、アキラくんを見た先生から気になる言葉を聞きました。家に帰って調べてみるとそこには「自閉スペクトラム症」の文字が……!?
就学前から探し始めた放課後等デイサービスでしたが、なんと候補だった10か所全てほぼ満員で門前払い状態!候補がすべて「空きがない」「いつ空くか分からないけれど待つしかない」という状態だったので、入学に合わせて放課後等デイサービスに通うことは断念せざるを得ませんでした。しかし学校に慣れた1年後、再び探し始め……。
放課後等デイサービスを探すポイントなど、参考になりそうです。
小学校に入学後宿題、学習の壁に直面したADHD(注意欠如多動症)の息子さん。スモールステップでできることを積み上げていこうと、できること、できないことを見極める作業は驚きの連続で……!?特につまずきのあった国語と算数をどのようにサポートしていったのかの具体的な手立てや、学校との連携の様子など、現在中学2年生になった息子さんの様子と共に振り返って頂きました。小学校1年生の6月頃、ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた娘さん。幼稚園時代は外でのびのびと遊んでいましたが、小学校へ入学するとすぐ「国語」で大きくつまずいてしまいます。文字を書こうとすると手が震えるようになった娘さんの様子を見て担任の先生に相談することにしました。宿題を減らそうと提案する先生に対して「みんなと違うことをしていいの?ズルになってしまう」と娘さんは泣き出してしまいます。そんな娘さんに先生がかけた言葉は……。
発達ナビでは、会員のみなさまに『【勉強などのつまずきアンケート】どの科目でつまずいた?体育、算数、国語などへの取り組み、どう工夫した?』を実施、64名から回答をいただきました。苦手な教科やそれに対する気づき、支援・合理的配慮の実施、そしてその後の変化までをたどった具体的なお話も満載です。
ご自身のエピソードを投稿してみませんか?
『発達ナビ 読者体験談』は皆さんのご経験を基に制作されています。ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。
「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。
【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦) 関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。