自閉症息子、不器用すぎて傘がさせない畳めない!ずぶ濡れで登校する未来は避けたい…解決までの道のりは?
DCD(発達性協調運動症)の息子は傘がさせない?幼稚園時代は……
ASD(自閉スペクトラム症)とDCD(発達性協調運動症)の息子、スバルはまれに見る不器用BOYです。日常生活に数々の困り事があるのですが、小学校に入学してから1番最初にぶつかった壁が「雨の日に傘がさせない」ことでした。
幼稚園の送迎時の雨具はレインコート一択でした。なぜならば傘がさせなかったからです。DCD(発達性協調運動症)のスバルは手先を使うことや体全体を使うことが難しく、体の動きをスムーズに連動させることも苦手でした。
傘をうまく開くことも難しく、傘のボタンを押すタイミングと傘を広げる動きが連動せず、手元もふらつき地面や体をガリガリと擦りながらやっと開けるレベル。傘をさして歩いていても、歩くたびに傘がぐらつき幼稚園に到着する頃には満遍なくびしょ濡れでした。なのでレインコートを着せて、傘の練習のために年齢よりも小さい子向けの小さくて軽い傘を持たせていました。
傘を手だけで畳むことも難しく、傘の持ち手をお腹に当て、両手を使ってどうにか閉じていました。傘を巻くことももちろん難しいので、もはや巻くことは諦めて紐だけとめていました。
小学1年生になると
幼稚園時代に雨のたびに傘をさす練習をしていたので、小学校に入学する頃には危なげなく傘がさせるようになるだろうと考えていました。しかし小学校に入学した後も相変わらずグラグラと危なっかしい持ち方をしていました。
傘がうまく使えるようになるまではレインコートで登下校させようと思い、ランドセルの上から羽織れるタイプのレインコートを購入したのですが、レインコートにも落とし穴がありました。この時点では私か夫が送り迎えしていたのですが、今後1人での登下校を想定した時「ランドセルの上からの着脱が難しい」「濡れたレインコートの処理が難しい」などの問題点がありました。
レインコートを着た上からランドセルを背負う方法も考えましたが、この高級なカバンを豪快に雨にさらす勇気がありませんでした。

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ならばと急ピッチで傘をさす技術の向上を目指すことにしたのですが、こんな軽くて小さい傘でもぐらつくのにこれ以上どうしたら良いのか分かりませんでした。
しかしある日、ひょんなことから解決の糸口を見つけることになります。
同じクラスの友だちが、スバルの持っている小さい子向けの傘を面白がって「ちょっと持たせて」