静かなのに大熱狂?日本初デフリンピック開幕前に体験したい『音のない世界の大運動会』【ダイアログ・イン・サイレンス開催中】
言葉を手放し心で対話する90分
「ダイアログ・イン・サイレンス」は、1998年にドイツで誕生後、世界中で100万人以上が体験したエンターテイメント・プログラムです。日本では2017年の初開催以来、延べ2.4万人以上もの人々が参加しました。
東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、2025年10月1日(水)〜11月2日(日)、12月1日(月)〜12月30日(火)にかけて、「ダイアログ・イン・サイレンス~静けさの中の対話~」を開催しています。
参加者は音を遮断するヘッドセットを装着し、約90分間、静寂に満たされた様々な空間へと足を踏み入れます。体験を案内するのは、音声に頼らないコミュニケーションの達人である、聴覚障害のあるアテンドたち。声や言葉が制限される中、アイコンタクト、表情、ジェスチャー、身体全体の動きによって、空間を共にする人々との対話を重ねていきます。
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静けさが教えてくれるのはコミュニケーションの原点
自分自身の呼吸音だけが体内に響く中、本プログラムを通して感じたのは、普段あまり意識することのない“感覚”を総動員していたということ。
例えば、動物を表す動き1つをとっても、参加者それぞれに違いがあります。
そのため、相手をより深く観察し、「どうすれば伝わるのか」と考えを巡らせて表現しようとするのです。
これは音による情報が遮断されているからこそのプロセスであり、心が通じ合ったという確かな実感は、コミュニケーションの原点ともいえる純粋な喜びそのものでした。
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テーマは「音のない世界の大運動会」。身体表現で「伝えたい想い」を解き放つ
「東京2025デフリンピック」を目前に控えた10月、本プログラムは「【音のない世界の大運動会!】~言葉の壁を超えてスポーツで繋がる、音のない世界のエンターテイメント~」のテーマを掲げています。
企画監修とアテンドを務める松森果林さんが「普段は使っていないかもしれない部分も含めて、身体全部が活性化されたことを体感し、全身で大運動会を楽しんでいただけるのでは」と語るように、この場所では「上手に話すこと」よりも「伝えたい気持ち」が行動へと繋がり、体験会を終えた後には身体中に血液が巡るような心地良さを感じました。
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来る「東京2025デフリンピック」は、単なるスポーツの祭典ではなく、多様な文化や人々が交流する“対話の森”そのものです。「ダイアログ・イン・サイレンス」での体験は、その森へ一歩踏み出すための、最高のウォーミングアップになるのではないでしょうか。言葉の壁を軽やかに飛び越えて、心と身体で繋がる喜びを、ぜひ味わってみてください。
「ダイアログ・イン・サイレンス~静けさの中の対話~」チケット絶賛発売中
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「ダイアログ・イン・サイレンス~静けさの中の対話~」概要
【期間】
2025年10月1日(水)〜11月2日(日)、12月1日(月)〜12月30日(火)
※10月開催のテーマは「【音のない世界の大運動会!】~言葉の壁を超えてスポーツで繋がる、音のない世界のエンターテイメント~」。
12月のテーマは公式サイトにて発表
【体験時間】
約90分
【会場】
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京都港区海岸1-10-45 アトレ竹芝 シアター棟1F)
【体験費用】
大人:4,950円 学生:2,750円 小学生:550円(税込)
【予約】
公式サイトより事前予約制
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