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発達障害・グレーゾーンの早期療育、中学受験塾選び、癇癪・感覚過敏対策…保護者の5つの声【25年12月読者体験談特集】

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わが子の「特性」という見えない壁に戸惑いながらも、対話と試行錯誤を通じて新たな「居場所」や「関わり方」を見つけ出したエピソード5選


12月は、わが子の「特性」という見えない壁に戸惑いながらも、対話と試行錯誤を通じて新たな「居場所」や「関わり方」を見つけ出したエピソードが集まりました。

幼稚園からの突然の宣告に心を痛めながらも早期療育へと一歩踏み出した決断や、こだわりや癇癪の裏に隠された「感覚過敏」や「見通し不安」というSOSを紐解く親子の奮闘。また、中学受験という高いハードルに対し、本人の特性をまるごと面白がってくれる大人たちや、自分のペースを大切にできる学習環境に出合えた記録。発達に特性のあるわが子の子育ての中で感じるさまざまな不安や迷いも、適切な知識や周囲の理解を得られると、将来への道筋が見えてくるものです。いま、不安な気持ちを抱えている保護者の皆さんに読んでいただきたい、5つの体験談をご紹介します。

「積み木を並べるだけ」「つま先歩き」……わが子の「珍しい」行動への違和感。ワンオペ育児の中で幼稚園から突きつけられたのは「ほかの子と違う」「診断書が必要」という、心が折れそうになる宣告で……。
その絶望を救ったのは、かかりつけ医と「お母さんの感覚は間違っていない」という肯定でした。
厳しい言葉をきっかけに一歩踏み出した「早期療育」と「ペアトレ」で、息子さんとの関わり方が劇的に改善していく様子に勇気をもらえます。

算数は得意だけど、興味のないことには手が止まる。そんな特性のある息子さんの中学受験は、理想の「塾探し」から始まりました。厳格な指導に圧倒され、少人数塾での放置に悩み……。高額なマンツーマン塾と、消しゴム飛ばしすら笑って許してくれる小規模塾。保護者が冷や汗をかくような息子さんの「特性」を、まるごと面白がって受け入れてくれる大人たちとの出会い。それは単なる合格への道ではなく、家でも学校でもない「第三の居場所」を見つける旅でした。

ある日突然始まった、3歳になった息子さんの「茶色ズボン以外、絶対履かない」宣言。
単なる色の好みか、それともわがまま? 困惑し、毎晩同じズボンを洗濯・乾燥し続ける保護者の方に、保育士がかけた意外な一言が、見えない「感覚過敏」の正体を暴きます。
「素材のごわつき」や「着た瞬間のヒヤッと感」。言葉にできない息子さんの「SOS」を、まるで理科の実験のように検証・考察していく奮闘記です。

「この子に反復練習は無理かもしれない」……そんな母の直感は、「知覚推理(高い)」と「処理速度(低い)」というWISC-Ⅳ検査での結果の大きな凸凹によって裏付けられることとなりました。そんな中、中学受験のために選んだ塾は、スピードを競わず、答えをすぐには教えない「パズル」中心の塾でした。みんなが高速で解く中、一人マイペースに、けれど自力で解き切る喜びを知った息子さんは、いつしか塾を「学校以外の安心できる居場所」にしていきました。

楽しいはずの外出だったのに、息子さんの突然の激しい癇癪に困惑……。良かれと思って提案した「お菓子買いに寄る?」の一言が、なぜ息子さんの逆鱗に触れたのか。
どこにあるか分からない「癇癪スイッチ」に怯えていた保護者を救ったのは、成長した息子さんの言った意外な一言でした。
「見通し不安」や「予定変更が苦手」という知識はあっても、わが子の現実に当てはめるのは難しいもの。このコラムでの「自分視点の予定」を捨て、「息子さん視点の予告」へとシフトしていく試行錯誤のプロセスは、参考になる方も多いはずです。

「生きづらさ」を「生きやすさ」へ変える、多角的な支援のあり方


12月の体験談では、わが子の「こだわり」や「癇癪」の裏に隠された、感覚過敏や見通し不安といった特性由来のSOSを正しく読み解こうとする保護者の皆さんの姿が描かれました。

精神医学や療育の視点から見れば、これらの行動は単なるわがままではなく、適応の苦しみだと言われています。幼稚園からの宣告や受験の壁に直面した際、重要なのは「周囲と同じ」を目指すことではなく、WISC(知能検査)の結果や日々の観察に基づき、本人の認知特性に合った「第三の居場所」や「学習環境」を再構築することです。早期療育や専門塾、適切な環境調整は、お子さんの自尊心を守るための大きな一助となるはずです。

ご自身のエピソードを投稿してみませんか?


『発達ナビ読者体験談』は皆さんのご経験を基に制作されています。
ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。

「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。

【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦)関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係

※この記事は、AIの支援を受けて作成されました。記事の公開にあたっては、発達ナビ編集部が編集・校正・校閲を行っています。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。


神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。
今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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