理解を深めよう【身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 7選】 | HugMug
おっちょこちょい、忘れ物は多い、そそっかしい……。ハリネズミのハリーのように。本作では、クラスメイトのやりとりのなかで起こる、困りごとの事例をひとつひとつピックアップ。丁寧な解説で理解を深めていけるだけでなく、解決策も提案してくれます。特性を『治す』のではなく、見合った生き方の手助けに。関西弁のやりとりは軽快で、絵も可愛らしいですよ」
身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 04相手の気持ちを考える心が育める『どんなかんじかなあ』
『どんなかんじかなあ』文:中山千夏絵:和田誠(自由国民社)対象年齢:5歳くらいから
「目が見えないって、どんなかんじかな? 主人公のひろくんは、試しに目を瞑ってみます。しばらくすると、目が見えている状態のときよりもずっと多くの音が聞こえてきます。では耳が聞こえないって? そこで耳栓をしてみると……。さらには震災で両親がいないお友達の気持ちは? など、それぞれの世界の描き方にも注目です。ハンディキャップはアドバンテージ! なによりハッと驚く展開が素晴らしい作品です。多様性とはこういうことかと唸ります」
身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 05多動症は我慢しなくてOK!『ボクはじっとできない自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし』
『ボクはじっとできない自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし』文:バーバラ・エシャム絵:マイク&カール・ゴードン訳:品川裕香(岩崎書店)対象年齢:5歳くらいから
「ADHDの特性の、じっとしていられないことや、衝動を止められずに失敗を繰り返してしまうことなど。そのせいで叱られてばかりの当事者が、どうすればいいのかわからずにいちばん困っています。ここでは、自信を失いかけているディヴィットが、頭にはどんな考えがあるのか、本人の視点で語ってくれます。実は楽しいことが好き、アイディア満載でとてもユニークといった魅力が。そして自分で考え抜いて、解決策を生み出します。『定型発達児』の子育てに参考になることも」
身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 06大好きな線を通して楽しく生きる『いっぽんのせんとマヌエル』
『いっぽんのせんとマヌエル』文:マリア・ホセ・フェラーダ絵:パト・メナ訳:星野由美(偕成社)対象年齢:3歳くらいから
「いっぽんの線が町へ続きます。あるときは線からは太陽が上り、またあるときは線に鳥が停まっています。