理解を深めよう【身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 7選】 | HugMug
学校に入るときも、線を辿って……。本作品は、自閉症のマヌエルくんとの出会いによって生まれました。マヌエルくんは線が大好き。こうした障がいのある子は、好きなものを通して自分を取り巻く世界を理解するのだそう。その特性がシンプルにわかりやすく描かれています。ピクトグラムが添えられているのも、文章を理解する手助けに」
身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 07視覚障がい者について理解する『てんじもよー』
『てんじもよー』著:いどともこ i.dot(ポエムピース)対象年齢:5歳くらいから
「雲が、もくもく。風もヒューってきて……。天気の移り変わりをシンプルに追った展開ですが、たくさんの点字情報が。視覚に障がいがある人もそうでない人も、読める仕組みになっています。また裏ページには点字表があるので、じっくり学ぶこともでき、タイトルの『ー』の意味も解き明かされます。アイディアが光る、まさにユニバーサルデザインの絵本。ちなみに、点字が読めるのは視覚障がいがある人の1割ほどという難解さ。ぜひ、指先が敏感な小さいうちから」
PROFILE
アンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。
1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
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