親は続けてほしいけど……子どもが習い事を辞める理由2位「指導者と合わない」1位は?
子どもが途中で習い事を辞めそう、親はどうすればいい?
子どもの習い事は、心身の成長を促す大切な機会。しかし途中で習い事を辞めてしまう子どもも少なくありません。
そこで今回の調査では、子どもが習い事を辞める理由や、続けるための親の工夫などを聞いています。
子どもが習い事を辞める理由1位は「やる気がなくなった」
子どもが習い事を辞めた理由のダントツは「やる気がなくなった (30.8%)」でした。子ども自身のモチベーション低下が、習い事を辞める主な理由だとわかります。
2位「指導者と合わない(12.4%)」、4位「他にやりたいことができた(10.8%)」なども、モチベーション低下の要因になると考えられます。
<1位やる気がなくなった>
・親の観覧日に、子どもがやる気なさそうにゴロゴロしているところを見たため。本人が集中してやってくれないなら、お金の無駄だと思った(30代 女性 新体操)
・ピアノが楽しくなくなって、先生から出された課題練習をしないまま、次のレッスンに行くようになったから(50代以上 女性 ピアノ)
具体的には「課題や練習を自発的にしなくなる」「レッスン中に集中できていない」などが挙がりました。やる気がなくなっている状態だと、子どもから辞めたいという訴えが出てくる可能性が高くなります。
親の側も、「頑張る気がないなら上達も期待できず、続ける意味がないのでは」と感じ、辞めさせたほうがよいと考えることが多いようです。
<2位指導者と合わない>
・コーチの指導が怖くて、恐怖心から行けなくなった(30代 女性 水泳)
・先生の教え方に疑問をもったようです。コンクールへ出す作品を書くときに、お手本を下に敷いて写して書きなさいと言われ、嫌になったと聞きました(50代以上 女性 書道)
習い事において指導者との関係や相性はとても重要で、意欲に直結します。
指導者の態度や教え方が子どもに合わないと、習い事そのものが苦痛になり、通うことを拒むケースも。信頼関係を築ける指導者と出会えるかどうかは、習い事の継続に大きく影響するようです。
<3位時間がない>
・塾に通い始めたら塾で出る宿題がなかなかの量で、体操教室に行ったあとだと時間が取れず、子どもと話し合って卒業しました(20代 女性 体操)
・中学生になる直前に辞めた。部活に入ると帰宅時間が遅くなり、ピアノの練習ができなくなると思ったため。