【比較!】手数料改定の時期だから見直したい!普通預金の年利2018版
この春、多くの銀行が手数料の改定を行っています。三菱UFJ、みずほ、三井住友のメガバンク3行は両替手数料を値上げし、その他の銀行も多くが両替手数料や振込手数料を値上げ、または4月から値上げをする予定です。預けているのに取られるばかりのお金が多い中、預けたときの金利はどうなっているのか、2018年の普通預金の年利について調べました。
●ネット銀行以外のすべてが横並び
メガバンクなどの大手から、都市銀行に至るまで、実際に店舗を持つ銀行は一律横並びで、年利0.001%という結果でした。少なくとも10万円預けなければ、利息は付かない状態なので、本当にただ預けているだけという状態に近いですね。
一方で実店舗を持たないネット銀行は、年利が高い銀行もあり、楽天銀行やSBJ銀行は普通預金でも0.02%の年利がつきます。これら2行には劣りますが、ジャパンネット銀行も0.015%と、メガバンクと比べれば15倍の利息が付くという結果になっています。
●特定の条件を満たせば大手の100倍の金利も!?
クレジットカードを作成するなど、追加の条件を満たせば金利が変動するネット銀行もいくつかあり、条件を満たせば大手銀行の100倍の金利になるところもあります。
イオン銀行は通常であれば0.001%とその他の銀行と変わらない金利ですが、キャッシュカードにクレジットカード機能も搭載した「イオンカードセレクト」を作ると、0.1%と金利が100倍に!
楽天銀行も楽天証券に口座を作成し、連携させる「マネーブリッジ」を利用すれば金利が0.1%に上がります。資産運用でiDeCoなどを考えていた人は、楽天に口座を統一するとメリットがありそうです。
同様に住信SBIネット銀行も、SBI証券の口座と「SBIハイブリッド預金」で連携をさせると金利が0.01%になるので、楽天銀行ほどではないですが、既にどちらかの口座を持っている人にはオススメです。
金利で見ると、特定の条件を満たした際のネット銀行の普通預金はかなり魅力的で、場合によっては手数料が定期預金を超えることもあります。普段手数料ばかり取られていることがつらい人は、これを機に金利の高い銀行を検討してみては?
(文・姉崎マリオ)