子育て情報『保護者のキャラも見られている! 川崎フロンターレのスカウト担当が語る「いい選手」の保護者の特徴』

保護者のキャラも見られている! 川崎フロンターレのスカウト担当が語る「いい選手」の保護者の特徴

チームによって欲しい選手が違うのは理解できるけど、やっぱり知りたい「Jクラブのスカウトが声をかける選手の特徴とは?」という読者の疑問に答えるこの企画。

川崎フロンターレのアカデミースカウト担当の大田和直哉さんに聞く「Jクラブのセレクション」について。後編です。

後編では、セレクション時の保護者の振る舞いや、受ける時の心構え、自立に対する考え方など、セレクションに興味のある子どもたち、保護者に向けて、ためになるお話をたくさん聞くことができました。
(取材・文:鈴木智之)

目次

・どんな保護者なのかを気にする割合が増えている
・身の回りの事ができれば「自立」なのか?海外と日本の違いに見る本当の自立とは
・久保建英は過去のどの選手よりもピカイチだった
・セレクションはチャレンジの場


保護者のキャラも見られている! 川崎フロンターレのスカウト担当が語る「いい選手」の保護者の特徴


<<前編:Jクラブのスカウトが見るポイントは?川崎フロンターレのアカデミースカウトが語る選手評価ポイント

■どんな保護者なのかを気にする割合が増えている

――選手をスカウトするときに、その選手の保護者のキャラクターを気にする指導者やクラブは多いと聞きます。大田和さんはどのように考えていますか?

クラブとしても、その選手の保護者がどういう人なのかを、気にする割合は年々増えています。ただ、誤解してほしくないのですが、その保護者が良い、悪いというのではなく、「どのような人なのか」を把握することが大切だと考えています。だからこそ、スカウトの段階で保護者の方とコミュニケーションをとり、どのような人なのかを理解するようにしています。


――保護者の立場として、フロンターレにスカウトされるような「上手な子」を、どのようにサポートすればいいのでしょうか?

これは私の印象になるのですが、私が良いなと思える選手の保護者は、子どもをサポートしようとしすぎるのではなく、自分が好きなことをやって、輝いている人が多いように感じます。仕事や趣味など人によって様々ですが、親が自分の人生を楽しんでいる姿を見て、子どもも同じように、好きなサッカーを楽しくやっています。その姿を見ると、すごく良いなと思います。

――何人ぐらい受けに来るのですが?

U-10の場合、今年は2日間、3部に分けて行ったのですが、1回60人なので、全部で180人ほどになります。その中で合格するのは、学年によって違うのですが、1学年10人程度で運営しているので、3年生の場合、現U-10カテゴリーに3年生が4人いるので、セレクションで合格する子は4~6名程になります。

■身の回りの事ができれば「自立」なのか?海外と日本の違いに見る本当の自立とは

――ジュニアサッカーの現場において「子どもの自立」

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