子育て情報『コロナ禍で感じた絆の重要性。オンラインを駆使してコミュニケーションの強化図る 藤枝東・小林公平監督インタビュー』

2020年11月2日 15:53

コロナ禍で感じた絆の重要性。オンラインを駆使してコミュニケーションの強化図る 藤枝東・小林公平監督インタビュー

サッカーを思いきり楽しんでほしいけど、勉強も疎かにしてほしくない。親御さんたちの本音ですよね。

元日本代表のキャプテン長谷部誠選手や中山雅史選手の母校で、サッカー強豪校であり、県内でもトップクラスの進学校、藤枝東高校ではどのように文武両道を実現しているか、小林公平監督にお話を伺いました。

セレッソ大阪のU-15出身で、卒業後はプロ入りが決まっている稲葉楽選手からも、どのように毎日サッカーと勉強に取り組んでいるか聞いたのでご覧ください。
(取材、文:本川悦子)

目次

・長谷部誠選手らを生んだ文武両道の名門
・選手たちの精神的な不安を取り除くためにオンラインを活用
・もっと選手を信じていい、選手たちは十分やれる
・サッカーノートを通して選手の内面を良く知ることができる


コロナ禍で感じた絆の重要性。オンラインを駆使してコミュニケーションの強化図る 藤枝東・小林公平監督インタビュー

藤枝東高校サッカー部の部員たち。この日はテスト明けで1週間ぶりの部活ということもあり、練習後もグラウンドで会話を楽しんでいました

■長谷部誠選手らを生んだ文武両道の名門

新型コロナウイルス感染拡大で開催が不安視されていた第99回全国高校サッカー選手権大会が、12月31日から1月11日に予定通り実施されることが決まりました。全国の高校サッカー部員にとって非常に明るいニュースと言えるでしょう。サッカー王国・静岡の名門・藤枝東高校もその朗報を受け、11月の決勝トーナメントに挑みました。
J2・ツエーゲン金沢入りが決まっている3年生のDF稲葉楽選手も「今年は夏の高校総体がなくなり、全国大会は冬の選手権だけなので、何とか県大会で勝って本大会に行きたいです」と力を込めていました。残念ながら1日の東海大翔洋戦で0-2と黒星を喫し、全国行きは叶いませんでしたが、彼らは精一杯戦い抜いたことでしょう。

過去4度の選手権優勝を誇り、中山雅史選手(アスルクラロ沼津)や長谷部誠選手(フランクフルト)ら数々の日本代表選手を輩出した同校は文武両道の名門として知られています。2020年度の偏差値は66と静岡県でトップ5に入っており、100人近いサッカー部員たちも勉強とサッカーを両立させています。セレッソ大阪U‐15出身の稲葉楽選手も「入学時点では成績が学年でも下の方だったけど、練習が終わって家に帰ってから必ず勉強をすることを日課にしたら目に見えて上がりました。周りも頭のいい子ばかりだし、『何事も自分から率先してやろう』という自立心が自然と養われたのがよかったと思います」とチーム全員の学習意識の高さを強調していました。

■選手たちの精神的な不安を取り除くためにオンラインを活用

藤枝東OBで長谷部選手の1学年下、大井健太郎選手(ジュビロ磐田)

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