子育て情報『親のストレスNo.1、少年サッカーのお当番、保護者づきあいをラクにするカドを立てない「お願い」「お断り」方法とは』

2021年3月23日 18:21

親のストレスNo.1、少年サッカーのお当番、保護者づきあいをラクにするカドを立てない「お願い」「お断り」方法とは

保護者は少年団にさまざまな「お当番」という形で関わります。リーダーとなった人は当番を公平に割り振らなければならず、受ける方もできるだけ手伝いたいと思っていても、家庭の事情などでどうしても断らなければならないときもあります。

そんな際に「無理です」「できません」と突っぱねてはチームの空気も悪くなってしまいます。できない時はできないとカドを立てずうまくお断りをする「スキル」を身につけておくことも大事です。

前回に引き続き、元テレビ朝日のアナウンサーでコミュニケーションインストラクターの渡辺由佳さんに教えていただきました。

「なんで私がそんな言い方をしないといけないの」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、お子さんがチームを気に入っていてサッカーを続けたいなら、親も上手く立ち回ることも大事です。あくまで「スキル」なので、ぜひ今度から使ってみてください。
(取材・文:前田陽子)

目次

・お願いするときの基本はクッション言葉と「いただけませんか?」
・断るときはお詫びの言葉から。具体的な理由と代案の提示をする
・LINEで連絡するときは絵文字を使って柔らかく
・お願いごとは1対1ではなく全体に対して話す


親のストレスNo.1、少年サッカーのお当番、保護者づきあいをラクにするカドを立てない「お願い」「お断り」方法とは


■お願いするときの基本はクッション言葉と「いただけませんか?」

保護者同士だけでなく、人にお願いをするときはまず「もしできれば」「申し訳ありませんが」「もしよろしければ」といったクッション言葉をつけるものですよね。
特に職場などではそういった指示を受けてきた方が多いと思います。

そして「~ください」を言わないことが大事なのだとか。「~ください」という言葉には丁寧語であると同時に、軽い命令の意図を含むためだそうです。「次回のコーチのお弁当を用意してください」はNGです。

渡辺さんは、「実は『~ください』はある雑誌のアンケートで上司が部下から言われたくない言葉のTOP5に入っています。会社で1日中『ハンコをください』『会議室にお越しください』『●時までに資料に目を通しておいてください』とずっとくださいと言われていると、命令されているようでイヤだと答える方が多いんです」と教えてくれました。

渡辺さんが講師を務めるビジネスコミュニケーションの場でも、「~ください」は使わないようにと教えているそうです。

さらに、絶対にやってほしいことでも「見守りのお当番をお願いできますか?」「車を出していただけますか?」と丁寧に。
最も丁寧に相手の意思を確認できるのが「車を出していただけませんか?」になります。場面や相手によって使い分けてもいいでしょう。

何かを頼むときは前述の3つを守れば、「どうして私が命令されなければならないの」

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