多数のプロを育てた元興国監督、内野智章さんがワーチャレで行った子どもたちのメンタルへのアプローチ
8月下旬に千葉県で行われた、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2026。大会には選抜チームも参加しました。セレクションで選ばれた『大和ハウスDREAMS』を率いたのは、多数のプロサッカー選手を育てた実績を持つ、奈良クラブU-18監督の内野智章さん。
ワールドチャレンジ初戦では、スフォンダーレサッカースクール(奈良県)に1対0で勝利する、幸先の良いスタートを切った後、内野監督に試合の感想と、一緒に練習する時間も少なかった選手たちにどんな事を伝えたのか話を聞きました。
(取材・文鈴木智之写真・平間喬)
(C)平間喬
――初戦は1対0の勝利でした。試合の感想をお願いします。
内野監督:この子達とは昨日初めて顔を合わせて、今日の試合を迎えました。初めてのメンバーだったのですが、昨日トレーニングマッチをして、このメンバーでいったらバランスがいいかなという組み合わせにしたら、ドンピシャにはまった感じです。
――過去の大会も選抜チームの監督を務めましたが、例年と比べて今年のチームはどうですか?
内野監督:監督1年目の時みたいに、一人で全部解決できる子はいませんが、チームとしてのバランスがいいです。過去にこの選抜にいた子は、今は神村学園中学だったり、セレッソやヴィッセルのジュニアユースで活躍している子もいます。今回のメンバーもほとんどが、J下部や強豪街クラブに進路が決まっています。
――選手個々の印象はいかがでしょうか?
内野監督:各ポジションのバランスがいいですね。あとは、特徴はあるけどまだ11人制にフィットしていない子らが途中から出ると、その子単体ではいいのですが、チームのバランスが崩れたり、カウンターを食らうことが増えます。全員を出してあげたいので、大会を勝ち抜くうえでは、そこがポイントになるかなと思います。
(C)平間喬
――今年のテーマはあるのでしょうか?
内野監督:テーマは奈良クラブでもやっていることなのですが「ロンボ」です。スペイン語でひし形という意味で、それを作ることをテーマにしています。ミーティングで説明したのですが、最初、子ども達の頭にははてなマークが浮かんでいました(笑)
――どのようなミーティングをしたのですか?
内野監督:サッカーの話もそうですが、メンタルの部分は結構言いました。おとなしかったり引っ込み思案だったり、失敗を恐れているところが見えたので、そこに対してアプローチするような話が主流でした。
――具体的にはどのような話でしょうか?
内野監督:「自分がいいプレーをしなかったり、間違ったプレーをしたときに厳しく言われるのと、何も指摘されないのと、どっちがいい?」と聞くと「言われる方がいい」と答えました。「もし強く言ってほしくないなら、最初に言ってくれ。そうしたらコーチは一切言わないから」と。
ただ「選手を下手にしようと思っているコーチはいない。
「みんなが言ってほしいというのなら、遠慮なく言うけど、怒られたり指摘されたことでへこむ必要は一切ないよ」とも伝えました。
例えば左足でパスを出さないといけないところで、右足でパスを出して取られたとして、それを指摘されないと、ずっと右足で出して取られ続けますよね。そこで「左足やろ!」と言われたら、「あの場面では左なんだ」と学びにつながるし、そうやって成長するから気にするなと。そんな話をずっとしていました。
(C)平間喬
――子ども達の受け入れるマインドはどうですか?
内野監督:それがあるから、初戦のようないいゲームができたのかなと思います。今回の選手は、言ったことに対する理解が早いです。理解力が高く、そこは過去一ですね。
――途中から出場した、2番の背の高い選手は前へのプレーに勢いがありましたね。
内野監督:あれだけ背の高い選手に、前から来られたら嫌ですよね。小学生の感覚だとかわしても足が引っかかるので、だいぶ効いていました。
ワールドチャレンジ初戦では、スフォンダーレサッカースクール(奈良県)に1対0で勝利する、幸先の良いスタートを切った後、内野監督に試合の感想と、一緒に練習する時間も少なかった選手たちにどんな事を伝えたのか話を聞きました。
(取材・文鈴木智之写真・平間喬)
■バランスの取れた今年のチーム
――初戦は1対0の勝利でした。試合の感想をお願いします。
内野監督:この子達とは昨日初めて顔を合わせて、今日の試合を迎えました。初めてのメンバーだったのですが、昨日トレーニングマッチをして、このメンバーでいったらバランスがいいかなという組み合わせにしたら、ドンピシャにはまった感じです。
とくに前半のメンバーは比較的、賢さと能力のバランスの良い選手たちでした。他のみんなも特徴はあるのですが、まだ少し賢さが足りないところがあって、それはゲームをこなしながら成長していってもらえればと思っています。
――過去の大会も選抜チームの監督を務めましたが、例年と比べて今年のチームはどうですか?
内野監督:監督1年目の時みたいに、一人で全部解決できる子はいませんが、チームとしてのバランスがいいです。過去にこの選抜にいた子は、今は神村学園中学だったり、セレッソやヴィッセルのジュニアユースで活躍している子もいます。今回のメンバーもほとんどが、J下部や強豪街クラブに進路が決まっています。
――選手個々の印象はいかがでしょうか?
内野監督:各ポジションのバランスがいいですね。あとは、特徴はあるけどまだ11人制にフィットしていない子らが途中から出ると、その子単体ではいいのですが、チームのバランスが崩れたり、カウンターを食らうことが増えます。全員を出してあげたいので、大会を勝ち抜くうえでは、そこがポイントになるかなと思います。
■メンタルへのアプローチと戦術テーマ
――今年のテーマはあるのでしょうか?
内野監督:テーマは奈良クラブでもやっていることなのですが「ロンボ」です。スペイン語でひし形という意味で、それを作ることをテーマにしています。ミーティングで説明したのですが、最初、子ども達の頭にははてなマークが浮かんでいました(笑)
――どのようなミーティングをしたのですか?
内野監督:サッカーの話もそうですが、メンタルの部分は結構言いました。おとなしかったり引っ込み思案だったり、失敗を恐れているところが見えたので、そこに対してアプローチするような話が主流でした。
――具体的にはどのような話でしょうか?
内野監督:「自分がいいプレーをしなかったり、間違ったプレーをしたときに厳しく言われるのと、何も指摘されないのと、どっちがいい?」と聞くと「言われる方がいい」と答えました。「もし強く言ってほしくないなら、最初に言ってくれ。そうしたらコーチは一切言わないから」と。
ただ「選手を下手にしようと思っているコーチはいない。
上手くなってほしいから言うんだよ」という話はしました。
「みんなが言ってほしいというのなら、遠慮なく言うけど、怒られたり指摘されたことでへこむ必要は一切ないよ」とも伝えました。
例えば左足でパスを出さないといけないところで、右足でパスを出して取られたとして、それを指摘されないと、ずっと右足で出して取られ続けますよね。そこで「左足やろ!」と言われたら、「あの場面では左なんだ」と学びにつながるし、そうやって成長するから気にするなと。そんな話をずっとしていました。
■理解の早い選手達
――子ども達の受け入れるマインドはどうですか?
内野監督:それがあるから、初戦のようないいゲームができたのかなと思います。今回の選手は、言ったことに対する理解が早いです。理解力が高く、そこは過去一ですね。
活動2日目にしては、めっちゃいいチームになっています。今年は小さくて上手い子を減らしました。過去2回ワーチャレに出てみて、11人制になると、小さくて上手い子がパワーやフィジカルで消されちゃうんですね。特に海外チームとやると。その意味で、迫力は例年よりあるかもしれません。
――途中から出場した、2番の背の高い選手は前へのプレーに勢いがありましたね。
内野監督:あれだけ背の高い選手に、前から来られたら嫌ですよね。小学生の感覚だとかわしても足が引っかかるので、だいぶ効いていました。
チームではフォワードとセンターバックをしているそうで、昨日のトレーニングマッチではセンターバックで試しました。足のサイズは30cmと言っていました。小6であのサイズなのはタレントです。絶対に成長させないといけないと思ったので、フォワードをやって走らせて、アジリティもここで学んで身につけてほしいと考えて起用しました。